Guns N' Roses Song Archives by yesterdazeで「Queen」と一致するもの

It Tastes Good, Don't It?

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GN'Rの'92年作ライヴヴィデオ「Use Your Illusion World Tour '92 in Tokyo」の中で、「Rocket Queen」にメドレー形式で導入されている事で知られる、Axlのラップ調ヴォーカルが印象的なGN'Rのオールドチューンが「It Tastes Good, Don't It?」。

ライヴ初演は'88年6月1日Seattle公演だが、同年6-7月の一時期を除いてフルヴァージョンでプレイされることはなく、'91-92年「Use Your Illusion」ワールドツアー中に、前述のようにメドレー形式で数回プレイされるに止まっている。

November Rain

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「Use Your Illusion 1」10曲目に収録された、Axl入魂の大作バラード「November Rain」はGN'Rにとっても、最も初期からしたためていた楽曲の一つ。世界的に出回っている当時のリハーサル音源にも数ヴァージョン収録されていたり、曲名が明かされていた事から、'91年公式に発表されるまでファンの期待度が高かったことでも知られる。

Axlは当時から、同曲に大規模なオーケストレーションを導入、サウンドプロダクションを豪華に飾り、The Electric Light Orchestra風サウンドを演出したい意向で、プロデュースも「Jeff Lynneに依頼したい」などと口にしていたが、「Use Your Illusion」完パケテイクを聴く限り、その意図は実現出来ている様子。

「Appetite for Destruction」はハードなR&Rチューンだけで構成されるべき、というテーマで制作された為、同曲のアルバム収録は見送られた。その後「Use Your Illusion」に収録させるべくレコーディング、ミキシングを行っていたが、レーベル側の「長すぎてエアプレイに向いていない」「アルバムから削除すべき」との横ヤリが入ったことでAxlが激怒し、「アルバムに入れられないのなら、アルバム制作は中止する」とコメント。その後、レーベル側とどういったやりとりがあったのかは不明だが、無事アルバムに収録され、大ヒットとなったので、少なくともこの曲の威力は歴史が証明したことになった。

シングルカットに伴い、ストーリー仕立てのPVも制作された(これは'98年作ホームヴィデオ「Welcome to the Videos」に収録されたのと共に、メイキング映像が'93年作ホームヴィデオ「The Making of November Rain」で観れます)。脚本はAxlが序文を寄稿していることで知られるDel James著「The Language of Fear」に基づくもので、監督は「Don't Cry」「November Rain」「Estranged」と続くPV3部作を全て担当したAndy Morahan(ちなみに彼は、後述のMichael Jackson「Give in to Me」でも指揮をとった)。

ライヴ初演は'91年5月29日、AxlとIzzyの凱旋となったNoblesville公演にて。以降「Use Your Illusion」ワールドツアー中はレギュラーセット中盤に据えられ、また'01年1月1日Las Vegas公演以降もプレイされている。

また'92年9月9日「MTV Video Music Awards」では「Michael Jackson Vanguard Award」を同曲が受賞。QueenのBrian MayとRoger Taylorがプレゼンターをつとめ、メンバー6人全員がステージ上へ。Axlがコメントした非常に珍しい機会だったが、当日はElton Johnとオーケストラを迎え、GN'Rとして同曲をライヴ演奏した。

ちなみに、アルバム同様に、オーケストラを迎えて同曲を公の場でプレイしたのはこの日と、同曲のPV撮影時の2回のみ。

そして曲名にちなんだ訳ではないが、'92年11月30日Bogotaでの野外公演では、同曲ライヴ演奏中に大雨が降ってきて、メンバーそれぞれが空を見上げるシーンがあったり(この模様はMTVニュースなどでも報じられた)、'02年8月18日大阪での野外公演ではずっと雨が降り続いていたこともあり、「Osaka Rain〜」と替え歌を披露したことで、日本のファンには馴染み深い。

Rocket Queen

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「Rocket Queen」はデビュー前からレパートリーにあった、GN'Rオリジナルチューンとしても極初期の一曲で、「Appetite for Destruction」アナログR面6曲目に収録されている。また「Live Era '87-'93」では、'92年1月25日Las Vegas公演でのライヴヴァージョンも聴ける。

世界的に出回っているリハーサル音源が数ヴァージョン耳に出来るが、後の最終型アルバムヴァージョンと比較するとアレンジが多少異なり、完成度に大きな隔たりを感じる。

ライヴ初演は'86年1月18日Hollywood公演で、その後「Appetite for Destruction」ワールドツアー中はレギュラーセットに定着、日によってはStevenのドラムソロを導入していたことでも知られる。

その後、'91年中には比較的プレイされていたが、'92年は時折ピックアップされる程度で、同年7月29日East Rutherford公演を最後に「Use Your Illusion」ワールドツアーでは演奏されていない。

そして'01年1月1日Las Vegas公演で復活した後も、時折ピックアップされている。また、未発表のオリジナル・チューン「It Tastes Good, Don't It?」を間奏に導入、メドレー形式でプレイされることもアリ。そのウチの1回は'92年2月22日東京公演で、その模様は公式ライヴヴィデオ「Use Your Illusion World Tour '92 in Tokyo」で見ることが出来る。

また、Freaks in the Room/ Adler's Appetiteでセルフカヴァー曲としてピックアップしていた。

Sail Away Sweet Sister

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GN'R「Use Your Illusion」ワールドツアー中、「Sweet Child O' Mine」のイントロとして、Axlが口ずさんでいたQueenのカヴァー曲が「Sail Away Sweet Sister」(オリジナルは'80年作「The Game」に収録)。

ライヴ初演はIzzyのGN'R在籍時のラストショウとして知られる'91年8月31日London公演で、以降は同ツアー中で頻繁に歌われる事になる。

Sweet Child O' Mine

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GN'R「Appetite for Destruction」アナログR面3曲目に収録された「Sweet Child O' Mine」も、言わずと知れたGN'Rクラシックチューンの一つ。'88年アメリカでシングルカットされたものが同年8月10日、米「Billboard」紙シングルチャートでNO.1に。また翌月の同アルバムチャートで「Appetite for Destruction」もNO.1になる布石となった。

'88年4月11日、Los Angels郊外のHuntington Parkでヴィデオ撮影が行われ、PVも制作された(また公開されることはなかった別編集版PVも存在)。

シングル「Sweet Child O'Mine」のカップリングとして「The All Dayparts Remix」「Edit/ Remix」という、派手に短く編集しただけの粗悪なヴァージョンも存在するが、「Use Your Illusion World Tour 1992 in Tokyo」では'92年2月22日東京公演の、また「Live Era '87-'93」では'92年6月6日Paris公演のライヴヴァージョンを耳にすることが出来る。

ライヴ初演は'86年3月11日Hollywood公演。以降「Appetite for Destruction」ワールドツアー、「Use Your Illusion」ワールドツアー、'01年1月1日Las Vegas公演以降もレギュラーセットに固定されている、GN'Rライヴには欠かせない一曲。

ちなみに、同曲のイントロ部でAxlが他人の曲を一部口ずさむのが恒例となっていた「Use Your Illusion」ワールドツアーでは、「Bad Time (Grand Funk)」「Sail Away Sweet Sister (Queen)」を筆頭に、「The One (Elton John)」「Since I Don't Have You (The Skyliners)」がピックアップされていたことでも知られる。

また、Freaks in the Room/ Adler's Appetiteがセルフカヴァー曲としてピックアップしていた。


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Tavaszi Szel Vizet Araszt

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GN'Rの'92年5月22日Budapest公演で、Axlが歌ったのはハンガリー民謡「Tavaszi Szel Vizet Araszt」だった。

「この曲を、ここで歌うのは夢のようだ」とステージ上で語るAxl。おそらくはQueenの公式ライヴヴィデオ「Live in Budapest」で、フレディーマーキュリー Freddie Mercuryが同曲を歌うシーンを目にしたからか?Slashだけが伴奏をつけ、Freddie同様に発音の難しいマジャール語で少しメロディーを変えてAxlが歌っています。

勿論この曲が歌われたのは後にも先にもなく、この一回限り。

We Will Rock You

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'92年4月20日Londonで行われた「The Freddie Mercury Tribute Concert」にて、QueenをバックにAxlがゲストヴォーカルとして参加し、Queenの'77年作「News of the World」収録曲「We Will Rock You」で共演が実現した。

その2ヶ月後の同年6月13日GN'RのLondon公演には、お返しでなのか Brian Mayがゲスト出演し、同曲で共演した記録があり。

Tie Your Mother Down

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GN'Rの'92年6月13日London公演にBrian Mayがゲスト出演、Queenの代表曲の一つ「Tie Your Mother Down」で共演した(オリジナルは'76年作「A Day at the Races」に収録)。

また'92年4月20日にLondonで行われた「The Freddie Mercury Tribute Concert」で、Queenをバックに従え、Def LeppardのJoe Elliottと共にSlashがゲスト参加した模様が、同公演を収録したライヴヴィデオで見ることが出来る。

またその1年後の'93年4月5日には、Los Angelesで収録された The Brian May Bandのスタジオライヴに、再びSlashがゲスト参加。その模様は、Brian Mayのシングル「Resurrection」のカップリングとして聴くことが出来る。

そして、さらにSlash's Snakepitの’95年ワールドツアーで、アンコールに日替わりカヴァー曲として同曲が度々ピックアップされていた。同年5月13日Hollywood公演にはDuffが飛び入り、共演を果たしたのもコレ。