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Madagascar

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GN'R「Chinese Democracy」12曲目に収録された、Axl/ Chris Pitmanによる共作「Madagascar」は、「Street of Dreams」「There was a Time」同様にPaul Buckmaster/ Marco Beltramiがオーケストラアレンジを手掛けた大仰なスロウチューン。

ドラムはBrain、ギターソロはBuckethead、ギタリストとしてAxlが名を連ねる他、オリジナルアレンジには元々「Chinese Democracy」プロデューサーとして名前の挙がっていたYouth(Killing Joke/ The Fireman)が手掛けていた。

なお同曲は、幾つもの映画ナレーションをサンプリングしているが、「Civil War」でも聴ける'67年作映画「Cool Hand Luke」を筆頭に、'88年作映画「Mississippi Burning」、'89年作映画「Casualties of War」と、'95年作映画「Braveheart」「Seven」が、またMartin Luther King Jr.の演説「I Have a Dream」「Why Jesus Called Man a Fool」も含めて入り乱れるように使用されている。

Mama Kin

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ファーストep「Live Like a Suicide」に(もちろん後に「GN'R Lies」にも)収録された「Mama Kin」は、ご存知Aerosmith(オリジナルは'73年作「Aerosmith」に収録)のカヴァーだが、イントロを短くアレンジし、本家を上回るダイナミックな演奏がインパクト大の一曲。

ライヴ初演は'85-'86年頃と考えられており、アルバムデビュー以前にはライヴレパートリーであったが、「Appetite for Destruction」ツアーではたまにピックアップされる程度になり、「Use Your Illusion」ツアーでは姿を消す。

唯一プレイされたのはPay Per Viewで同時中継が行われた'92年6月6日Paris公演で、AerosmithのSteven TylerとJoe Perryがアンコールでゲスト参加したヴァージョンである。また後に、お遊び程度ではあるが、'06年7月14日「Bilbao Live Festival」で同曲イントロのさわりだけをプレイした記録あり。

また'02年4月29日にHollywoodで行われたRandy Castilloの追悼チャリティショウでは、元GN'RのSlash/ Duff/ Mattに加え、BuckcherryのJosh Todd/ Keith Nelsonによる即席バンドが、Steven Tylerをゲストヴォーカルに迎えプレイした事でも知られる(もちろんこれは、後のVelvet Revolverへの礎として知られる原型バンド)。

Marseilles

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GN'Rが'88年5-6月、Iron Maidenのサポートアクトとして北米サーキット中だったが、Axlが喉の不調を訴えた為、6月10日のSan Diego以降全15公演のキャンセルを強いられ、翌7月には予定されていた初来日公演が延期となったのは有名な話。

で、その前日の9日、Irvine公演ではAxl不在でGN'R の出演はキャンセル、穴埋めとしてL.A.Gunsが抜擢された。ただし、ツアーキャンセルのお詫びとしてGN'RはAxl抜きでステージに立ち、Duffがヴォーカルをとり、Angel Cityのカヴァー曲「Marseilles」(オリジナルは'78年作「Face to Face」に収録)をプレイした。この曲をピックアップしたのはこの1回限り。

Mongoloid

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GN'Rの'93年3月9日Hartford公演で、Axlが口ずさんだのがDevoのカヴァー曲「Mongoloid」(オリジナルは'78年作「Q: Are We Not Men? A: We are Devo!」に収録)。この日以外に歌われた記録はない。

Mother

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ライヴヴィデオ「Use Your Illusion World Tour 1992 in Tokyo」に、'92年2月22日東京公演でのライヴヴァージョンが収録された Pink Floydのカヴァー曲「Mother」(オリジナルは'79年作「The Wall」に収録)。

「Use Your Illusion」ワールドツアー中、アンコールラストでプレイされる事の多かった「Paradise City」のイントロとしてピックアップ。SlashのギターとDuffのベースだけで演奏されるもので、ライヴ初演は'91年12月5日Worcster公演。以降「Use Your Illusion」ワールドツアーファイナルの'93年7月17日Buenos Aires公演に至るまで、ほぼ全てのショウでプレイされた。

Move to the City

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「Live Like a Suicide」に(もちろん後に「GN'R Lies」にも)収録された「Move to the City」は、「Reckless Life」同様に勢い一発とも言えるミドルテンポのR&Rチューン。「Use Your Illusion World Tour 1992 in Tokyo」「Live Era '87-'93」では'92年2月22日東京公演でのライヴヴァージョンが聴ける。

ライヴ初演は'85-'86年と考えられており、レコーディング時、アルバムデビュー以前のライヴ、そして'89年10月にThe Rolling StonesのL.A.Coliseum公演でGN'Rがスペシャルゲストをつとめた際に、Duffの実兄 Matt McKagan率いる Suicide Horn Sectionが参加していた事は意外と知られていない。

「UYI」ワールドツアー中は、'91年6月20日Landover公演など数公演で久し振りにピックアップされた他は、'91年12月5日Worcester公演以降頻繁にプレイされていたものの、'92年9月7日Columbia公演を最後に公では演奏されていない。

Mr. Brownstone

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GN'R史上で最も頻繁にプレイされている「Mr. Brownstone」は、「Appetite for Destruction」アナログG面5曲目に収録。

メジャーデビューシングルにあたる、UK盤「It’s So Easy」にカップリング収録されたヴァージョンは、アルバム「Appetite for Destruction」のプロデュースを手掛けたMike Clinkが携わる以前のミックスのようで、Slashのペダルワウを踏む音が大きくフューチャーされたミックスで、Slashフリークには堪らないが、冷静に聴くとファイナルミックスの方が断然バランスが良いのも事実。もしかすると、このコンビで一旦ミックスさせていたが、仕上がりが不満で、Mikeを迎えて再度ミックス仕直したのかもしれない。

また「Live Era '87-'93」では、'91年8月31日London公演でのライヴヴァージョンが耳に出来る。

ライヴ初演は'86年3月11日Hollywood公演で、以降レギュラーセットの序盤曲として定着。「Appetite for Destruction」ワールドツアー、「Use Your Illusion」ワールドツアー、また'01年1月1日Las Vegas公演以降も含めて、ほぼ毎公演プレイされている代表曲の一つ。

またSlash's Snakepit、Velvet Revolver、Freaks in the Room/ Adler's Appetiteでもセルフカヴァー曲としてピックアップされている。

My Michelle

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GN'R「Appetite for Destruction」のアナログR面1曲目に収録された「My Michelle」のライヴ初演は'86年1月18日Hollywood公演で、以降「Appetite for Destruction」ワールドツアー中はレギュラーセットに定着。「Use Your Illusion」ワールドツアーでは'91年8月までは比較的プレイされていたが、以降は激減し、'93年は1月12日東京でしかプレイされていない。ライヴアルバム「Live Era '87-'93」では、'91年8月31日London公演でのライヴヴァージョンも耳に出来る。

ただし'01年1月1日Las Vegas公演以降はレギュラーセットに復活。またSebastian Bachがこの曲をいたく気に入っているらしく、'06年5月12日NYC公演から'07年7月3日Christchurch公演に至るまで多くのショウでGN'Rと共演、Axlとツインヴォーカルを披露している。

My World

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GN'R「Use Your Illusion 2」14曲目に収録された「My World」は、Johann Langlieなる人物とAxlの2人だけで仕上げた、GN'R名義ではあるものの限りなく「Axlのソロ?」という雰囲気の色濃い一曲。

ライヴでプレイされた事はない(ハズ・・・)が、「Use Your Illusion」ツアーのエンディングBGMで、スクリーン上に「ライヴに来てくれて有難う」とメッセージが投射されている最中にかかってたのを皆さん、覚えてますか? 

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