4-1: Izzy_bandsong listings

Anything Goes

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GN'R「Appetite for Destruction」アナログR面5曲目に収録された「Anything Goes」は、Axl/ IzzyがRose/ Hollywood Rose時代には既に書き上げていた、原曲「My Way Your Way」の派生曲。元々Axlのヴォーカルラインが最終テイクとは全く異なる「マシンガン・ラップ」スタイルとでも呼べそうな荒々しいものだった。

当時の音源は「Anything Goes」として、Hollywood Rose「The Roots of Guns N' Roses」に収録され、'04年にまさかの公式発売が実現!かなりストレートでヘヴィメタリックなサウンドの為、GN'Rの前身バンドと言うには?だが、サウンドの変遷はハッキリ分かる一枚。6月に米「Deadline」レーベルから発売されるも、アクセルによる発売差し止め訴訟が起きたという、曰く付きの一枚に、同曲のオリジナル・デモ、Gilby Clarkeによるリミックス、Fred Couryによるリミックス、という3ヴァージョンずつを収録している。

GN'Rとしてのライヴ初演は'86年1月18日Hollywood公演前後と考えられ、Axlいわく「この曲はGN'Rのテーマソングの一つ」と公言したこともある、当時の代表曲で、'86年中はレギュラーセットに定着していたが、だんだんプレイされる事はなくなっていき、'87年11月24日Lakeland公演を最後にライヴではプレイされていない。

Paradise City

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GN'Rライヴ大定番のエンディング締め曲「Pradise City」は、「Appetite for Destruction」アナログG面6曲目に収録。'88年8月16日East Rutherford公演、同年8月20日Donington Parkでの「Monsters of Rock」フェスティヴァルでの映像を中心とした躍動感溢れるPVも制作された。

'91年1月20日「Rock in Rio 2」での野外ライヴ映像がセルビデオ「Hard N' Heavy #13」に、'92年1月25日Las Vegas公演でのライヴ音源が「Live Era '87-'93」に、'92年2月22日東京公演でのライヴ映像が「Use Your Illusion World Tour 1992 inTokyo」に収録されている。

ライヴ初演は'86年1月18日Hollywood公演で、以降は「Appetite for Destruction」ワールドツアー、「Use Your Illusion」ワールドツアー、また'01年1月1日Las Vegas公演以降もほぼ全てのショウでアンコールラストの大定番曲として常に据えられている。

イレギュラーな曲順としては'92年4月20日Londonでおこなわれた「Freddie Mercury Tribute Concert」でのオープニングチューンだった事が有名?ライヴオープニングから、とてつもなくAxlのヴォーカルが伸びる、非常に珍しいショウとしても有名。

またIzzyが'00年4月の日本公演中、サウンドチェックで同曲をフルコーラス、しかもIzzyがヴォーカルをとってプレイしたのは後にも先にもこれ一度きりか?(詳細はYESTERDAZE #5参照)

また'01年12月、Ronnie Woodがおこなった3回のショウにSlashがゲスト参加。これらのライヴで「Slashの持ち歌1曲を演奏する」という事でピックアップされたのがコレ。Slash's Snakepitチューン「Just Like Anything」のインストヴァージョンから同曲へメドレー形式でプレイ。サビでRonnieとSlashのツインヴォーカル(!!!)が聴けるというレアなアレンジ。この映像は、Ronnie Woodの'01年12月11日London公演を収録したライヴDVD「Far East Man」で見れます。

また'02年4月29日Hollywoodでおこなわれた「Randy Castillo's Memorial Benefit Concert」にてSlash/ Duff/ Matt SorumがBuckcherryのJoshua Todd/ Keith Nelsonと共演し、セルフカヴァー。同ラインナップは、後のVelvet Revolver結成に至るテストの意味を込めたセッションとして知られる(ほどなく消滅することに)。

またFreaks in the Room/ Adler's Appetiteもセルフカヴァー。

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Reckless Life

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ファーストepに「Live Like a Suicide(勿論後に「GN'R Lies」にも)」収録された、GN'R公式発表オリジナル曲第1弾となる「Reckless Life」は、「Appetite for Destruction」で結実する、荒削りなようでいて緻密なアレンジを駆使したソングライティングはまだ姿を見せず、勢い一発の感も強いが、底知れぬエネルギーが溢れ出ている佳曲。

ただ原曲はRose/ Hollywood Rose時代からあるもので、当時は「Wreckless」と題されていたもの。当時の音源がHollywood Rose「The Roots of Guns N' Roses」に収録され、'05年に陽の目を見ている。

アルバムデビュー以前にはライヴレパートリーだったが、「Appetite for Destruction」ツアーでピックアップされる事はなく、「Skin N' Bones」ツアーで突如復活、'93年3月17日のBoston公演などで同時期に3回の演奏記録があるものの、当時のメンバーとはリズムのドライヴ感が全く異なるため、ずいぶん印象は異なる。

Shadow of Your Love

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「Shadow of Your Love」は、'83-'85年にAxlとIzzyが結成していたRose/ Hollywood Rose時代に書き上げていた楽曲ではあるものの、後にGN'Rの'87年作シングル「Welcome to the Jungle」に同曲のライヴテイク(厳密には、スタジオテイクに歓声をオーヴァーダブした「Live Like a Suicide」スタイルの音源だと考えられている)をカップリング収録した時が、公式初音源化となった極初期の一曲(ただし楽曲クレジットはAxl/ Izzy/ Slash/ Duff/ Stevenの5人による共作)。

Rose/ Hollywood Rose時代にもレパートリーとしていたが、GN'Rでのライヴ初演は'86年1月18日Hollywood公演。ただし'87年6月28日London公演を最後にプレイされなくなってしまう。

'91年作シングル「Live and Let Die」のカップリング曲として、時期外れながら正真正銘のスタジオテイク(レコーディング自体も、おそらく'86-87年のSteven在籍時代に行われたものと推測される)が収録されることとなった。

なお、前述のRose/ Hollywood Rose時代に残したスタジオ音源が、'04年Axlによる販売差し止め訴訟を乗り越え「The Roots of Guns N' Roses」として公式リリース実現。同作ではオリジナルデモヴァージョンに加え、Tracii Gunsがギターをオーヴァーダブ、Gilby Clarkeが新たにミックスを手掛けたヴァージョン、そしてまた別にFred Couryが新たにミックスを手掛けたヴァージョンを収録している。

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