アルバムデビュー前からレパートリーとしてライヴでプレイされる事の多かった、GN'Rオリジナル曲として最も古い楽曲「Don't Cry」は、'91年Blind MelonのヴォーカリストShannon Hoon(故人)がレコーディングにゲスト参加し、ようやく「Use Your Illusion 1」4曲目に収録されることになった。
「Use Your Illusion」アルバムに収録されながら、Steven在籍時のテイクが使用されているのも一聴して明らか。公式に発表されたものだけで「Use Your Illusion 1」収録のオリジナルヴァージョン、「Use Your Illusion 2」収録の別歌詞ヴァージョン、そしてシングルカップリング曲のデモヴァージョンが存在する。また、オリジナルヴァージョンと別歌詞ヴァージョンの2パターンでPVも制作された(映像は同一、音声だけを差し替えたもの)。ヴィデオの撮影時には、当時まだバンドに在籍していたIzzyが現場に(意図的に)現れず、映像に「Where’s Izzy?」の文字が踊る事に。
ライヴ初演は'86年1月18日Hollywood公演(それ以前の可能性もあり)頃と思われるが、「Use Your Illusion」ワールドツアー中はレギュラーセット中盤に据えられていた。
「Appetite for Destruction」ワールドツアー中は殆どプレイされていないとは言え、'86年のとある日、Hollywoodの小スペースでおこなったSteven抜きの4人で、しかもDuffもギターを持つトリプルギター編成でのアコースティックセットにて同曲を披露。実は同曲のアコースティックヴァージョンというのは、出回ったリハーサルテイクを除くと、ライヴではこの一回限り?とにかく珍しいヴァージョン。
レコーディングにも参加したShannonが、ライヴで飛び入り参加した事も何度かあるが、レアなケースとして'91年8月2日Inglewood公演ではShannonを迎え、また'92年5月20日Prague公演でも別歌詞ヴァージョンでプレイされた記録あり。
また'06-'07年のワールドツアー中には、Ron Thalのギターソロで同曲をフルコーラス分、インストでプレイされていたが、'07年7月14日千葉公演ではAxlも加わって熱唱したことが日本で大きく報じられた(約14年振りに公の場で歌ったことになります)。