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Heartbreak Hotel

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GN'Rがアルバムデビュー前にライヴレパートリーとして幾度となくプレイしていたElvis Presleyのカヴァー曲「Heartbreak Hotel」(オリジナルは'56年作「Elvis Presley」に収録)は、当時のリハーサル音源が広く出廻っている。

ライヴ初演は'86年1月18日Hollywood公演辺りだと思われるが、GN'Rとしてはその後レパートリーから姿を消してしまう。その一方で'89年9月6日には、Los Angelesで行われた「MTV Video Music Awards」授賞式で、AxlとIzzyがTom Pettyのステージにゲスト参加。同曲で共演しているのが、当時のTV映像で目に出来る。

またSlash's Blues Ballでも'96年12月5日New York City公演、そして'98年1月31日「NAMM」のプライヴェートショウとして行われたHollywood公演(これがSlash's Blues Ballのラストショウ)のみでプレイされた記録有り。

Locomotive

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GN'R「Use Your Illusion 2」9曲目に収録された「Locomotive」は、ベーシックなパートが殆どSlash一人のペンによると思われるハードロックチューン(Izzyは同曲のレコーディングには不参加)。

ライヴ初演は'91年7月19日Mountain View公演で、'91年中に4回プレイされただけ。日本では'92年2月20日東京公演で一度きりプレイされているが、公に登場したのはこれが最後となっている。

有名なのは同年6月6日Paris公演で、Jeff Beckをスペシャルゲストに迎えてプレイされる予定だった事か?前日のサウンドチェック時にはJeffも参加(勿論Axl抜きだが)していたものの、その際に「モニターの音がやたらと大きかった」為、突発性難聴に陥り、急遽出演を取り止め、結局ライヴではプレイされなかった。断片的な映像を観る限り、スリリングなヴァージョンに仕上がる事は容易に想像出来たので、ライヴでの共演が実現しなかった事が残念極まりない。

'97年5月28日、Slash's Blues BallのBoston公演で「Funk 49」演奏中、間奏にてSlashが「古いGN'Rチューン」として紹介した後、同曲のリフを刻んだ事もあり。

Only Women Bleed

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GN'R「Appetite for Destruction」ワールドツアーから「Use Your Illusion」ワールドツアーに掛けて、「Knockin' on Heaven's Door」のイントロとして Slashがギターを奏でていたのは、Alice Cooperのカヴァー曲「Only Women Bleed」(オリジナルは'75年作「Welcome to My Nightmare」に収録)。時折Axlがヴォーカルで参加することもあった。

ライヴ初演は'88年2月12日Phoenix公演で、以降は「Use Your Illusion」ワールドツアー終了迄ほぼ全てのショウでプレイされた。また「Knockin' on Heaven's Door」がショウ中盤のアコースティックセットに組み込まれるようになる'93年2月以降、レギュラーセットから姿を消すが、同年5月24日Athens公演で同曲をアコースティックでフルヴァージョン演奏する珍しい機会もアリ。

また同曲はのちにSlashのレパートリーと化し、Slash's Blues Ballの'96-98年ツアーではレギュラーセットに定着。Teddyがヴォーカルをとり、フルコーラスを演奏していた。

そしてAlice Cooperの'96年6月2日Mexico City公演にSlashがゲスト出演、同曲で共演した模様が'97年発表のライヴアルバム「A Fistful of Alice」に収録されている。

Knockin' on Heaven's Door

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GN'Rライヴの定番曲として認知度の高い、Bob Dylanのカヴァー曲がこの「Knockin' on Heaven's Door」(オリジナルは'73年作サウンドトラック・アルバム「Pat Garrett & Billy the Kid」に収録)。

「Use Your Illusion 2」4曲目に収録されている訳だが、元々は’90年作サウンドトラック・アルバム「Days of Thunder」用にスタジオテイクを提供していた。なお同サウンドトラックでのヴァージョンは、「Use Your Illusion 2」ヴァージョンとはテイクこそ同じと思われるが、ヴォーカルパートがいくつか差し換えられる前で、またゴージャスなミックスを施す前の生々しい音源とあって人気も高い。

またライヴヴァージョンとして'87年6月28日London公演のものが「Live from the Jungle」へ、'92年4月20日Londonでおこなわれた「Freddie Mercury Tribute Concert」でのものがシングル「Knockin' on Heaven's Door」へ、ライヴアルバム「Live Era '87-'93」へ収録。そしてAndy Morahan監督によるPVも存在している。

ライヴ初演は'87年6月19日London公演。このショウが、GN'Rにとっては初の海外公演となる為、「レギュラーセットに加える事が出来て、比較的カヴァーしやすい曲を」という選曲基準で、同曲をピックアップしたそうだが、後の「Appetite for Destruction」ワールドツアー、「Use Your Illusion」ワールドツアーを通じて、ライヴには欠かせない大定番曲に。

また、メンバー誰しもの特別な曲でもあるようで、各人もソロやセッション活動でレパートリーに。Axlは'89年8月26日 Tom PettyのSyracuse公演に飛び入りして同曲で共演したり、'92年5月24日U2のVienna公演へも飛び入り、共演し、Axl/ Bonoによるツインヴォーカルを聴かせている。GN'Rとしても'01年1月1日Las Vegas公演以降、テンポをかなりスロウにしたヴァージョンでプレイしている。

Slashは'95年のSlash's Snakepitではプレイする事がなかったものの、'96年以降のSlash's Blues Ballではレギュラーセットに定着。また'99年のSlash's Snakepitでもレギュラーセットに定着していた。



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