2-1: Slash_bandsong listings

Dead Flowers

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GN'R「Use Your Illusion」ワールドツアー中の'93年5-7月、ショウの中盤に設けられたアコースティックセットに定着したThe Rolling Stonesのカヴァー曲「Dead Flowers」(オリジナルは'71年作「Sticky Fingers」に収録)。ライヴ初演は'93年5月30日Milton Keynes公演だった。

その1年後にリリースされたGilby Clarkeの'94年作「Pawnshop Guitars」に同曲が収録。Axlがリードヴォーカルとピアノでゲスト参加した事は当時話題になった。

またSlash's Snakepitでも、'95年7月20/21日のBuenos Aires公演で同曲をプレイした記録が残っている。

Love Theme from The Godfather

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GN'R「Use Your Illusion」ワールドツアー中、セットの中盤あたりに据えられたSlashのギターソロに組み込まれる事の多かった、映画「The Godfather」テーマ曲のカヴァー(オリジナルは'72年作「The Godfather」サウンドトラック盤に収録)。初演は'91年1月20日のRio de Janeiroでの「Rock in Rio 2」フェスティヴァルにて。

またPV「November Rain」撮影の合間をぬって、Duffがドラム、Gilbyがベース、Slashがギター、Teddyがアコーディオンを担当する架空のバンド Capitol Homeboyzでプレイし、その傍らでAxl/ Stephanie Seymourが踊っている姿は公式ヴィデオ「Making of November Rain」で観れる。

それから10年経ち、'02年作映画「The Kid Stays in the Picture」のサウンドトラック盤では、Slashがソロ名義で同曲カヴァーを提供することになった(ただし映画中では未使用)。

Heartbreak Hotel

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GN'Rがアルバムデビュー前にライヴレパートリーとして幾度となくプレイしていたElvis Presleyのカヴァー曲「Heartbreak Hotel」(オリジナルは'56年作「Elvis Presley」に収録)は、当時のリハーサル音源が広く出廻っている。

ライヴ初演は'86年1月18日Hollywood公演辺りだと思われるが、GN'Rとしてはその後レパートリーから姿を消してしまう。その一方で'89年9月6日には、Los Angelesで行われた「MTV Video Music Awards」授賞式で、AxlとIzzyがTom Pettyのステージにゲスト参加。同曲で共演しているのが、当時のTV映像で目に出来る。

またSlash's Blues Ballでも'96年12月5日New York City公演、そして'98年1月31日「NAMM」のプライヴェートショウとして行われたHollywood公演(これがSlash's Blues Ballのラストショウ)のみでプレイされた記録有り。

It's So Easy

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「Appetite for Destruction」に先駆けてイギリスでリリースされた、正真正銘GN'Rのメジャーデビューシングル「It's So Easy」は、Duffのペンによると言われているGN'Rクラシックの一曲で、「Appetite for Destruction」アナログG面2曲目に収録。

'89年10月10日Hollywoodの有名クラブThe Cathouseにてシューティング、そしてPVが制作されるも、「過激すぎる(どこが?)」とクレームが付き、放送禁止扱いに。結局この映像が陽の目を見る事はなかった・・・

・・・ハズだったが、'00年突如として「Live Era '87-'93」プロモーション用としてレーベル側が、再構築したPVを制作(バッキングトラックは「Live Era '87-'93」収録の'92年6月6日Paris公演でのライヴヴァージョンを使用)。前述のお蔵入りライヴ映像を中心に、膨大な数のポートレートを随所に散りばめたモノ(Matt在籍時のライヴ音源にもかかわらず、Steven在籍時の映像を使うところが何とも・・・)で、「Yesterdays」同様の、過去を強調したような作りに仕上がっている。

ライヴ初演は'87年3月16日Hollywood公演で、「Appetite for Destruction」ワールドツアー、「Use Your Illusion」ワールドツアーを通じてレギュラーセットに定着していた。

Slash's Snakepit、Loaded、Freaks in the Room/ Adler's Appetite、Velvet Revolverなどでも、元メンバーのSlash/ Duff/ Stevenがセルフカヴァー曲としてピックアップしている。


GN'R It's So Easy Uk Advert GN'R It's So Easy Uk Advert

Knockin' on Heaven's Door

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GN'Rライヴの定番曲として認知度の高い、Bob Dylanのカヴァー曲がこの「Knockin' on Heaven's Door」(オリジナルは'73年作サウンドトラック・アルバム「Pat Garrett & Billy the Kid」に収録)。

「Use Your Illusion 2」4曲目に収録されている訳だが、元々は’90年作サウンドトラック・アルバム「Days of Thunder」用にスタジオテイクを提供していた。なお同サウンドトラックでのヴァージョンは、「Use Your Illusion 2」ヴァージョンとはテイクこそ同じと思われるが、ヴォーカルパートがいくつか差し換えられる前で、またゴージャスなミックスを施す前の生々しい音源とあって人気も高い。

またライヴヴァージョンとして'87年6月28日London公演のものが「Live from the Jungle」へ、'92年4月20日Londonでおこなわれた「Freddie Mercury Tribute Concert」でのものがシングル「Knockin' on Heaven's Door」へ、ライヴアルバム「Live Era '87-'93」へ収録。そしてAndy Morahan監督によるPVも存在している。

ライヴ初演は'87年6月19日London公演。このショウが、GN'Rにとっては初の海外公演となる為、「レギュラーセットに加える事が出来て、比較的カヴァーしやすい曲を」という選曲基準で、同曲をピックアップしたそうだが、後の「Appetite for Destruction」ワールドツアー、「Use Your Illusion」ワールドツアーを通じて、ライヴには欠かせない大定番曲に。

また、メンバー誰しもの特別な曲でもあるようで、各人もソロやセッション活動でレパートリーに。Axlは'89年8月26日 Tom PettyのSyracuse公演に飛び入りして同曲で共演したり、'92年5月24日U2のVienna公演へも飛び入り、共演し、Axl/ Bonoによるツインヴォーカルを聴かせている。GN'Rとしても'01年1月1日Las Vegas公演以降、テンポをかなりスロウにしたヴァージョンでプレイしている。

Slashは'95年のSlash's Snakepitではプレイする事がなかったものの、'96年以降のSlash's Blues Ballではレギュラーセットに定着。また'99年のSlash's Snakepitでもレギュラーセットに定着していた。



GN'R 1987 London Flyer GN'R Knockin On Heavens Door Single GN'R Knockin On Heavens Door Promo Ost Days Of Thunder

Locomotive

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GN'R「Use Your Illusion 2」9曲目に収録された「Locomotive」は、ベーシックなパートが殆どSlash一人のペンによると思われるハードロックチューン(Izzyは同曲のレコーディングには不参加)。

ライヴ初演は'91年7月19日Mountain View公演で、'91年中に4回プレイされただけ。日本では'92年2月20日東京公演で一度きりプレイされているが、公に登場したのはこれが最後となっている。

有名なのは同年6月6日Paris公演で、Jeff Beckをスペシャルゲストに迎えてプレイされる予定だった事か?前日のサウンドチェック時にはJeffも参加(勿論Axl抜きだが)していたものの、その際に「モニターの音がやたらと大きかった」為、突発性難聴に陥り、急遽出演を取り止め、結局ライヴではプレイされなかった。断片的な映像を観る限り、スリリングなヴァージョンに仕上がる事は容易に想像出来たので、ライヴでの共演が実現しなかった事が残念極まりない。

'97年5月28日、Slash's Blues BallのBoston公演で「Funk 49」演奏中、間奏にてSlashが「古いGN'Rチューン」として紹介した後、同曲のリフを刻んだ事もあり。

Mr. Brownstone

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GN'R史上で最も頻繁にプレイされている「Mr. Brownstone」は、「Appetite for Destruction」アナログG面5曲目に収録。

メジャーデビューシングルにあたる、UK盤「It’s So Easy」にカップリング収録されたヴァージョンは、アルバム「Appetite for Destruction」のプロデュースを手掛けたMike Clinkが携わる以前のミックスのようで、Slashのペダルワウを踏む音が大きくフューチャーされたミックスで、Slashフリークには堪らないが、冷静に聴くとファイナルミックスの方が断然バランスが良いのも事実。もしかすると、このコンビで一旦ミックスさせていたが、仕上がりが不満で、Mikeを迎えて再度ミックス仕直したのかもしれない。

また「Live Era '87-'93」では、'91年8月31日London公演でのライヴヴァージョンが耳に出来る。

ライヴ初演は'86年3月11日Hollywood公演で、以降レギュラーセットの序盤曲として定着。「Appetite for Destruction」ワールドツアー、「Use Your Illusion」ワールドツアー、また'01年1月1日Las Vegas公演以降も含めて、ほぼ毎公演プレイされている代表曲の一つ。

またSlash's Snakepit、Velvet Revolver、Freaks in the Room/ Adler's Appetiteでもセルフカヴァー曲としてピックアップされている。

Only Women Bleed

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GN'R「Appetite for Destruction」ワールドツアーから「Use Your Illusion」ワールドツアーに掛けて、「Knockin' on Heaven's Door」のイントロとして Slashがギターを奏でていたのは、Alice Cooperのカヴァー曲「Only Women Bleed」(オリジナルは'75年作「Welcome to My Nightmare」に収録)。時折Axlがヴォーカルで参加することもあった。

ライヴ初演は'88年2月12日Phoenix公演で、以降は「Use Your Illusion」ワールドツアー終了迄ほぼ全てのショウでプレイされた。また「Knockin' on Heaven's Door」がショウ中盤のアコースティックセットに組み込まれるようになる'93年2月以降、レギュラーセットから姿を消すが、同年5月24日Athens公演で同曲をアコースティックでフルヴァージョン演奏する珍しい機会もアリ。

また同曲はのちにSlashのレパートリーと化し、Slash's Blues Ballの'96-98年ツアーではレギュラーセットに定着。Teddyがヴォーカルをとり、フルコーラスを演奏していた。

そしてAlice Cooperの'96年6月2日Mexico City公演にSlashがゲスト出演、同曲で共演した模様が'97年発表のライヴアルバム「A Fistful of Alice」に収録されている。

Tie Your Mother Down

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GN'Rの'92年6月13日London公演にBrian Mayがゲスト出演、Queenの代表曲の一つ「Tie Your Mother Down」で共演した(オリジナルは'76年作「A Day at the Races」に収録)。

また'92年4月20日にLondonで行われた「The Freddie Mercury Tribute Concert」で、Queenをバックに従え、Def LeppardのJoe Elliottと共にSlashがゲスト参加した模様が、同公演を収録したライヴヴィデオで見ることが出来る。

またその1年後の'93年4月5日には、Los Angelesで収録された The Brian May Bandのスタジオライヴに、再びSlashがゲスト参加。その模様は、Brian Mayのシングル「Resurrection」のカップリングとして聴くことが出来る。

そして、さらにSlash's Snakepitの’95年ワールドツアーで、アンコールに日替わりカヴァー曲として同曲が度々ピックアップされていた。同年5月13日Hollywood公演にはDuffが飛び入り、共演を果たしたのもコレ。


Always on the Run

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レニークラヴィッツ Lenny Kravitzのヒット曲の中でも一際人気の高い、(ハードロック+ファンク)割る2、といった曲調のグレイトチューン(オリジナルは'91年作「Mama Said」に収録)。Slashが作曲、レコーディング、そしてヴィデオクリップまで全面参加した事で知られる。

元々SlashがGN'R用として温めていたメインリフだったが、「GN'Rに似つかわしくない」「ちょっとファンキー過ぎる」等の理由でAxlから却下された為、これを叩き台にしてLennyと共作したそう。

GN'RとしてはLennyがゲスト参加した'92年6月6日Paris公演で、Axl抜きの編成(Lennyがヴォーカル)で一度きりプレイした際の映像が全世界生中継されたことで知られる。

また、Slash's Blues Ballではツアー中のライヴレパートリーとなっていた。

ラジオショウCD Slash and The Hard Edge of Rock

We're an American Band

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GN'Rが'85年頃にライヴレパートリーとしていた、Grand Funk Railroadの代表曲「We're an American  Band」は、この時期のみの演奏と思われるが、詳細は記録が残っておらず、出廻っているライヴ音源で存在をかろうじて確認出来るのみ(オリジナルは'73年作「We're an American Band」に収録)。

またSlash's Snakepitの'95年5月30日仙台公演でも同曲がプレイされている。当日のサウンドチェックで試してみてしっくりきたのか。この日に演奏された記録のみが残っている。

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