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Catcher in the Rye

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GN'R「Chinese Democracy」7曲目に収録された「Catcher in the Rye」は、クイーンのギタリスト Brian May自身がこの曲でゲスト参加しているとコメントしたことから、ファンにも早くから曲名を知られていた、Axl/ Paul Tobiasによるメロウなミドルテンポのロックチューン。2006年初頭にはインターネット上でリークされた事でも話題になった。

そのBrian May。本人が「AxlとプレイするためだけにLAへ飛んだ」「あの曲は大好きなんだ。今でも新鮮に感じる」「Axlは最高だ」などと語り、またアルバム制作にはクイーン歴代作品のプロデューサー Roy Thomas Bakerが関わっていると報じられたことから、クイーン風の楽曲?アレンジ?と思われたが、どちらでもなく、しかも発表された最終ヴァージョンからはBrian Mayのテイクが全て削除されてしまったのは衝撃かつ残念。

ドラムはBrain、ギターにPaul Tobiasのテイクが活かされたオールドチューンだが、ライヴでの演奏記録はない。

Chinese Democracy

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GN'R「Chinese Democracy」アルバム1曲目を飾るタイトルトラック。Axl/ Josh Freeseによる共作となった、メインリフが印象的なハードロックチューン。比較的以前から存在する曲だが、ドラムはFrank Ferrerに差し換えられている。ギターは新旧5人が揃い踏みしているが、ギターソロはRobin Finck/ Bucketheadによるもの。

90年代中頃からアルバムタイトルと共に同曲の存在が明らかにされていたが、'01年1月1日Las Vegas公演で初披露。その後も'07年ワールドツアーに至るまでレギュラーセットに据えられ続けた、新GN'Rの看板的一曲。

'08年10月22日(アルバム発売の丁度1ヶ月前)、これから続々と仕掛けられることになるアルバム発売告知の用意周到なプロモーション第一弾として、全世界同時にオンエア解禁。今の時代はインターネットによる同時配信可能なこともあり、すさまじいプレイバック数を記録したとのこと。




Civil War

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GN'R「Use Your Illusion 2」1曲目に収録されている事で認知されている筈の一曲だが、元々は「Nobody’s Child: Rumanian Angel Appeal」なる'90年発表のチャリティーアルバムに提供されたもの。

「Use Your Illusion」ワールドツアーでは、レギュラーセットのほぼ中盤に据えられており、'93年2月6日Auckland公演までほぼ全てのショウでプレイされることになったが、実のところライヴ初演は'90年4月7日。Steven在籍時のラストライヴとなったIndianapolisでの「Farm Aid 4」で。その時はリハーサル不足だったのか、数か所で不安をかかえる演奏シーンが露呈されるものの、全編通して緊張感漂う光景は新鮮。

また'01年1月1日Las Vegas公演直前のリハーサル音源(但しAxl抜きのバンド演奏によるインストヴァージョン)が広く流通しており、耳にすることが出来るものの、以降にライヴで演奏された記録はない。GN'R Civil War VA Nobody's Child

Coma

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GN'R「Use Your Illusion 1」ラストの16曲目に収録された10分を超える大作「Coma」は、Slashが先導して完成。ころころと展開する曲構成が「複雑すぎる(Izzy談)」ということでIzzyは不参加となった、怪物バンドGN'Rが生んだ「Use Your Illusion」期ならではの独自路線のハードロック・チューンに仕上がっている。

この、いかにもライヴ向きでない一曲がライヴで実演された記録があるのは僅か4回。'91年6月4日Richfield公演と'92年2月19日東京公演、そして同年4月9日Rosemont公演、10日Omaha公演でだけ。

流通しているライヴ音源を聴く限り、まもとにプレイ出来ている日はないが、後にOmaha公演でのヴァージョンがライヴアルバム「Live Era '87-'93」の日本盤ボーナストラック、そして米盤アナログ用ボーナストラックとして収録された他、米ラジオ局「KNAC」の公式サイトのみでフリーダウンロード提供されていた(詳細はyesterdaze #4を参照)。

ちなみに'91年1月20日「Rock in Rio 2」のサウンドチェック風景が、「Hard 'N' Heavy #13」セルヴィデオに収録されているが、Axlが同曲の一節を口ずさんでいる光景は興味深い。

Cornshucker

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'88年1月31日にNYCで行われた、GN'Rとしては非常に珍しい「前半:アコースティックセット、後半:エレクトリックセット」という2部構成のライヴ。その前半でプレイされたのが、未発表オリジナル曲として有名な「Cornshucker」だった。一切公式には音源化されていない。

'93年3月17日Boston公演ではDuffが同曲のベースリフを数小節プレイするという機会もあったが、フルヴァージョンで演奏された記録があるのは、'88年のこの1回限り。

Crash Diet

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GN'Rが「Use Your Illusion 1」レコーディングセッション時に試していたと目されるメタルチューン「Crash Diet」は、AxlがWest Arkeenら友人と書き上げたと思わしき楽曲だがGN'R名義での発表はなく、ワーキングデモ音源が耳に出来るのみ。ただしそれも、Axl以外の参加メンバーは不明(Duffのみ参加している可能性があるものの、他メンバーは不参加。ドラムマシーン使用)。

後の1993年、Axlと交流があったと思われるLAのメタルバンド Asphalt Balletのアルバム「Pigs」で同曲のショートヴァージョンを発表。GN'R名義での発表が困難と思われた為に、Axlが提供、もしくは共作した形でAsphalt Ballet名義でお目見えした可能性大。なおクレジットはDanny Claarke (from Asphalt Ballet)、West Arkeen、Del James、そしてAxlの4人による共作となっています。

Asphalt Ballet Pigs

Communication Breakdown

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客席にAxlが飛び込み、セキュリティに暴力をふるった角で逮捕される事件に発展したGN'Rの'87年11月22日Atlanta公演。ショウはAxl抜きで続行せざるを得なくなり、このLed Zeppelinのカヴァー曲「Communication Breakdown」(オリジナル曲は'69年作「1」に収録)をプレイした。

のちの'93年2月25日Birmingham公演では、Axlが喉の不調を訴え、ステージを退き不在となったところを、Duffがヴォーカルをとり、同曲を演奏した記録あり。

また'97年作Led Zeppelinトリビュートアルバム「Stairway to Heaven」に収録された、Sebastian Bach (vo/ ex.Skid Row)による同曲カヴァーにSlashがゲスト参加していることでも知られる。

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