0-1: Guns N' Rosessong listings

If the World

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GN'R「Chinese Democracy」5曲目に収録された「If the World」は、'08年公開Leonardo DiCaprio/ Russel Crowe主演映画「Body of Lies」のエンドロールで使用されて初お披露目となった、Axl/ Chris Pitmanによる共作曲ということもあってかGN'Rとしては異色のモダンR&Bチューン。

ドラムはBrain/ Frank Ferrer2人のテイクに加え、MPCによるプログラミングされたリズムまで使用され、ギター、ベース、プログラミングに至るまでChris Pitmanが派手に活躍しているためか、Tommy Stinsonが不在の一曲。ライヴでの演奏記録はない。

Shackler's Revenge

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GN'R「Chinese Democracy」2曲目に収録された「Shackler's Revenge」は、アルバム発売に先駆けること2ヶ月。Xbox 360/ Playstation 3用のビデオゲーム「Rock Band 2」で初お披露目された、アップテンポのハードロックチューン。

クレジットからしてBuckethead/ Brain在籍時代の楽曲だと思われるが、ライヴでの演奏記録はない。

Shangri-La

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GN'Rの「Use Your Illusion」ワールドツアー中の'92年1月4日Biloxi公演で、Axlが「Sweet Child O' Mine」イントロの「Sail Away Sweert Sister」「Bad Time」に先駆けて口ずさんだのが、The Electric Light Orchestraの「Shangri-La」だった(オリジナルは'75年作「A New World Record」に収録)。

Liquor & Whores

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'07年ワールドツアー中のGN'Rのステージに、カナダのTVドラマシリーズ「Trailer Park Boys」出演中の俳優Bubblesが、Axlと友人関係にあるということで度々ゲスト出演。'06年公開の同名映画サウンドトラックに、Bubbles and the Shit Rockers名義で提供した楽曲「Liquor & Whores」をGN'Rと共演、Axl/ Bubblesのツインヴォーカルを聴かせている。

ライヴ初演は'07年6月13日Adelaide公演。その後も数回にわたって共演しており、日本でも'07年7月18日東京公演で実現したことで知られている。

Day Tripper

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GN'R「The Spaghetti Incident?」6曲目に収録されたNazarethカヴァー「Hair of the Dog」アウトロで、Slashがつま弾くThe Beatlesチューンが「Day Tripper」だった(オリジナルは'65年作シングル「Day Tripper/ We Can Work It Out」に収録)。

You Gotta Move

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GN'Rが出演した、'06年7月14日にBilbaoで行われた「Bilbao Live Festival」にて、ゲスト参加したIzzyがヴォーカルをとり、The Rolling Stonesがアルバム「Sticky Fingers」でカヴァーしていたことで広く知られるMississippi Fred McDowellのブルースクラシック「You Gotta Move」で共演した。

また同月30日London公演でもIzzyとの共演が実現。更なるゲストにDel Jamesをも加えてのパフォーマンスだった。

Light My Fire

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GN'Rが'06年7月10日ギリシャで行われた「Rockwave Festival」に出演。Axlが「You Could Be Mine」終了後に2ヴァース口ずさんだのはドアーズ The Doors「Light My Fire」のカヴァー(オリジナルは'67年作「The Doors」に収録)。

Pink Panther Theme

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GN'Rが'06年7月10日ギリシャで行われた「Rockwave Festival」に出演。Axlが「November Rain」の前に口笛を吹いたのが、'64年公開映画「The Pink Panther」テーマ曲だった。

Back in the U.S.S.R.

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GN'Rの'06年7月29日London公演にてIzzyがゲスト参加。The Beatlesカヴァー「Back in the U.S.S.R.」で共演した(オリジナルは'68年作「The Beatles」に収録)。

Sailing

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GN'Rの'06年7月29日London公演にてIzzyがゲスト参加し、Rod Stewartカヴァー「Sailing」で共演した(オリジナルは'75年作「Atlantic Crossing」収録)。

また同日深夜、ファンを招待しておこなったLondon市内でのアコースティックライヴで、同曲アコースティックヴァージョンも披露。元々メロウな原曲を忠実にカヴァーした演奏だが、Axlはハイトーンで熱唱。

Sway

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GN'Rの'06年7月29日London公演にてゲスト参加したIzzyがヴォーカルをとり、The Rolling Stonesカヴァー「Sway」で共演した(オリジナルは'71年作「Sticky Fingers」収録)。

また同日深夜、ファンを招待しておこなったLondon市内でのアコースティックライヴで、同曲アコースティックヴァージョンも披露した記録あり。

Better

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GN'R「Chinese Democracy」3曲目に収録された「Better」は、Axl/ Robin Finckによる共作チューン。ライヴ初演が'06年5月12日NYC公演で、その後'06-'07年ワールドツアー中はレギュラーセットに定着。ほぼ全てのショウでプレイされており、現在のGN'Rにおける代表曲の一つ。

Prostitute

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「Chinese Democracy」ラストの14曲目に収録された「Prostitute」は、90年代末頃から存在すると言われてきた6分強にわたる大作で、Paul Buckmaster/ Marco Beltramiによるオーケストラアレンジが派手に盛り上がる、Axl/ Paul Tobiasによる共作チューン。

ドラムはBrainで、ギタリストは新旧5人揃い踏みだが、時折スリリングに切り込むBucketheadのリードギターは鮮烈!!ライヴでの演奏記録はないが、新GN'Rが生み出した新境地!

This I Love

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GN'R「Chinese Democracy」13曲目に収録された「This I Love」は、90年代末頃から存在すると言われてきたスロウでメロウな楽曲で、アルバム唯一Axl独りのペンによるもの。フィルムスコア、アレンジャーのMarco BeltramiとAxlがオーケストラアレンジを手掛け、日本の歌謡曲的メロディーを活かして大仰に盛り上がるのが、GN'Rとしては異色の一曲と言える。

ライヴでの演奏記録はない。

Sorry

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GN'R「Chinese Democracy」10曲目に収録された「Sorry」は、Buckethead/ Brain在籍時にAxlが共作したスロウチューン。アコースティックギターがRobin Finck、ギターソロにBuckethead、バックコーラスにSebastian Bachという組み合わせが耳をひく一曲。

ライヴでの演奏記録はない。

Scraped

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GN'R「Chinese Democracy」8曲目に収録された「Scraped」は、Bucketheadが在籍時にAxlと共作している、アルバム中で最もアグレッシヴな一曲。ヴォーカリストAxl Roseの凄みを強烈に感じさせる、新GN'Rの看板的一曲に成り得る凄まじい個性が炸裂!!

ライヴでの演奏記録はない。

Attitude

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GN'R「The Spaghetti Incident?」9曲目に収録された、ハードコア・パンクバンド The Misfitsのカヴァー曲が「Attitude」(オリジナルは'78年作7インチシングル「Bullet」収録)。Duffがリードヴォーカルをとり、珍しくSlashのバッキングヴォーカルが轟く、ゴリゴリな演奏(ただしAxlは不参加)。

GN'Rの'88年初来日時、Axlが言及していたパンクカヴァーアルバムの構想に含まれ、当時からのレパートリーだとも考えられているが、GN'Rでの公式音源化は'92年作ライヴヴィデオ「Use Your Illusion World Tour 1992 in Tokyo」まで待つことに。

ライヴ初演は「Use Your Illusion」ワールドツアー中の'91年12月5日、Gilby Clarke参加後初のショウとなったWorcester公演にて。以降'93年7月17日ツアーファイナルのBuenos Aires公演に至るまでレギュラーセットに据えられた。

後にもDuffがソロ活動時にずっとレパートリー化したことでも知られており、Neurotic Outsiders/ Loaded/ Izzy Stradlinでのライヴでも披露している。

Misfits Bullet

Welcome to the Jungle

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もちろん「Appetite for Destruction」アナログG面オープニングを飾る、数あるGN'Rの名曲群の中でも看板中の看板の一曲が「Welcome to the Jungle」。GN'R初となるPVも同曲で制作、初めてライヴ映像が電波に乗った曲でもある。世界的に出回っているアルバムデビュー前のリハーサル音源には同曲も含まれるが、レコーディング前にはアレンジがこなれていない様子も窺える。

ライヴ初演は'86年1月18日Hollywood公演で、「Appetite for Destruction」ワールドツアー、「Use Your Illusion」ワールドツアー、そして'01年1月1日Las Vegas公演以降でもレギュラーセットに定着。

なお、原曲のインパクトが強すぎて、元GN'Rの面々もこの曲をセルフカヴァーするには至らず。

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14 Years

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Izzyがリード・ヴォーカルをとる数少ない一曲で「Use Your Illusion 2」2曲目に収録されたのが「14 Years」。

ライヴ初演は「Use Your Illusion」ワールドツアーに先駆けて行われたウォームアップツアー2日目の'91年5月11日Hollywood公演。以降「Use Your Illusion」ワールドツアーのレギュラーセットにほぼ定着し、Izzy在籍時のファイナルショウとなる'91年8月31日London公演までは多くのショウでプレイされていた。ライヴでもアルバムヴァージョン通り、Izzyがヴォーカルをとる形でプレイされていた。

GN'R 14 Years Us Promo  GN'R Hollywood ticket

Ain't Goin' Down

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'93年頃、日本のゲームセンターで見かける事も多々あったGN'Rのピンボール・マシン。このゲームで(ジャックポットと呼ばれる)特定のケースにおいて聴く事の出来た一曲「Ain't Goin' Down」は、現在に至るまで一切ディスク化されていない稀少な楽曲。

デビュー当時、広く世界的に出廻ったスタジオリハーサル音源の中に収録されていた「Beer & Meet Jam」と呼ばれたインスト曲に、フルコーラスでAxlのヴォーカルがのったもの、と言った方が分かり易いかもしれない、「Shadow of Your Love」スタイルの直線型ハードR&Rチューン。

またメジャー・デビュー前年の'86年には、人知れず同曲をライヴで演奏した記録がある(8月23日Hollywood公演)ものの、後にも先にもこの1回限りだと思われる。
GN'R Ain't Goin Down Pinball

Ain't It Fun

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GN'R「The Spaghetti Incident?」6曲目に収録されたDead Boysのカヴァー曲「Ain't It Fun」(オリジナルは'78年作「We Have Come for Your Children」に収録)。原曲に忠実なカヴァーだが、Michael Monroeをゲストヴォーカルに迎えてAxlとのツインヴォーカルをきかせるメロディーアレンジを施している。

Dead Boysのシンガー 故Stiv Batorsに捧げられ、アルバムには収録されながら、ライヴではプレイされていない数少ない一曲。
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Anything Goes

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GN'R「Appetite for Destruction」アナログR面5曲目に収録された「Anything Goes」は、Axl/ IzzyがRose/ Hollywood Rose時代には既に書き上げていた、原曲「My Way Your Way」の派生曲。元々Axlのヴォーカルラインが最終テイクとは全く異なる「マシンガン・ラップ」スタイルとでも呼べそうな荒々しいものだった。

当時の音源は「Anything Goes」として、Hollywood Rose「The Roots of Guns N' Roses」に収録され、'04年にまさかの公式発売が実現!かなりストレートでヘヴィメタリックなサウンドの為、GN'Rの前身バンドと言うには?だが、サウンドの変遷はハッキリ分かる一枚。6月に米「Deadline」レーベルから発売されるも、アクセルによる発売差し止め訴訟が起きたという、曰く付きの一枚に、同曲のオリジナル・デモ、Gilby Clarkeによるリミックス、Fred Couryによるリミックス、という3ヴァージョンずつを収録している。

GN'Rとしてのライヴ初演は'86年1月18日Hollywood公演前後と考えられ、Axlいわく「この曲はGN'Rのテーマソングの一つ」と公言したこともある、当時の代表曲で、'86年中はレギュラーセットに定着していたが、だんだんプレイされる事はなくなっていき、'87年11月24日Lakeland公演を最後にライヴではプレイされていない。

Back Off Bitch

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GN'R「Use Your Illusion 1」8曲目に収録された「Back Off Bitch」は、広く出回っているメジャーデビュー前のスタジオリハーサル音源に同曲が含まれていた為、ファンには長らくアルバム収録が待たれていた有名曲。

ただし元々Steven Adlerによるドラムで叩き上げた、初期GN'Rの最もアグレッシヴな一曲だった為、Matt Sorumへとリズムが変わり、大きく印象が異なっている(Axlの弁だと、'81年頃に書いた曲とのこと)。

ライヴ初演は'86年1月18日Hollywood公演で、'86年中頃まではレギュラーセットに含まれていたが、その後は'91年6月7日Toronto公演を除いて一切公の場で演奏された記録はない。

Bad Apples

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GN'R「Use Your Illusion 1」14曲目に収録されたのが「Bad Apples」。「Use Your Illusion 1」アルバムリリース前の'91年4月頃、Clevelandのラジオ局が同曲のラフミックスヴァージョンを非公式にオンエアし、訴訟騒ぎになったのが話題に。

ライヴ初演は'92年1月20日Rio de Janeiroでの「Rock in Rio 2」フェスティヴァルだったが、ウォームアップツアーとなった同年5月11日Hollywood公演でプレイしたのを最後にライヴではプレイされていない。

但し'92年2月東京公演のサウンドチェックでAxl抜きのバンド編成にてフルコーラス演奏されているのが、ライヴヴィデオ「Use Your Illusion World Tour '92 in Tokyo」で一部確認出来る。




Bad Obsession

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GN'RがMichael Monroeをゲストに迎えレコーディング、「Use Your Illusion 1」7曲目に収録したのが「Bad Obsession」。

ライヴ初演は'91年5月9日San Francisco公演で、以降「Use Your Illusion」ワールドツアー中にはレギュラーセット中盤に据えられた一曲。ライヴではイントロでTeddyのハーモニカ、Slashのスライドをフューチャーしてプレイされていた事で知られ、「Use Your Illusion」レコーディングセッション用のデモ音源が広く出廻っているが、リズムマシンのバッキングトラックと共に、Axl/ Slash/ Duffによるチープながら後に発表される公式ヴァージョンの原型がはっきりと判る。

'92年2月22日東京公演でのライヴ映像がライヴヴィデオ「Use Your Illusion World Tour '92 in Tokyo」に収録されている。

Bad Time

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GN'Rライヴ中「Sweet Child O' Mine」のイントロで、Axlが口ずさんでいたGrand Funkのカヴァー曲が「Bad Time」(オリジナルは'74年作「All the Girls in the World Beware」に収録)。

ライヴ初演は'88年9月14日Costa Mesa公演でのことだと考えられているが、我々日本人にとっては初来日公演中の12月10日東京公演(日本武道館)のアンコールで優しく歌い上げたヴァージョンが印象的。

また「Use Your Illusion」ツアー中でもほぼ全公演で同曲をチョイスしており、ライヴヴィデオ「Use Your Illusion World Tour 1992 in Tokyo」では'92年2月22日東京ドーム公演での映像が目に出来る。

Big Dumb Sex

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GN'R「The Spaghetti Incident?」7曲目に「Buick MacKane」とクレジットされているT.Rexのカヴァーに、メドレー形式で繋げているのがこのSoundgardenカヴァー「Big Dumb Sex」(オリジナルは'90年作「Louder Than Love」に収録)。

当時は Axl/ Slash/ DuffらがこぞってSoundgardenファンと公言しており、'91-92年のワールドツアーにもオープニングアクトとして同行させたほどの惚れ込みよう。カヴァーしたのは自然な流れだったのかもしれない。

Black Leather

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GN'R「The Spaghetti Incident?」10曲目に収録されたThe Sex Pistolsのカヴァー曲「Black Leather」(オリジナルは'80年作シングル「Black Leather」に収録)。GN'R初来日時のインタビューで、既にAxlが同曲カヴァーについて言及していたものの、実現には暫く時間がかかった事になる。

The Runaways/ Joan Jettらのカヴァーでも知られるロックチューンで、オリジナルのThe Sex PistolsヴァージョンではSteve Jonesがリードヴォーカルをとる、彼らにとっては異色の1曲。

GN'Rのライヴでプレイされた事はないが、Neurotic Outsidersのライヴではレギュラーセットに。

Sex Pistols Black Leather

Black Widow, The

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GN'Rの'91年8月19日、Copenhagen公演の本編ラスト曲「Knockin' on Heaven's Door」のイントロとして、Axlが口ずさんだのがAlice Cooperのカヴァー曲「The Black Widow」だった(オリジナルは'75年作「Welcome to My Nightmare」に収録)。

後には歌われた記録は残念ながら、ない。

Street of Dreams

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GN'R「Chinese Democracy」4曲目に収録された「Street of Dreams」は、長らく「The Blues」という曲名で知られてきた、従来のGN'R路線に近いメロディアスなバラードチューン。アルバム「Chinese Democracy」発表と共に、タイトルが変更となったことをファンが知ることになった。

Axl/ Tommy Stinson/ Dizzy Reedによる共作で、なんと新旧ギタリスト5人(Paul Tobias/ Robin Finck/ Buckethead/ Richard Fortus/ Bumblefoot)が参加。ドラムのアレンジにはJosh Freeseまでもが名を連ね、おそらくは90年代末頃の楽曲だと思われる。

Paul Buckmaster/ Marco Beltramiという、ロック/ポップス界で数々のオーケストラアレンジを手掛けて成功させている巨匠を迎え、派手になり過ぎないアレンジメントが功を奏し、シンプルな楽曲をグッと惹きたてている。

ライヴ初演は'01年1月1日Las Vegas公演で、以降のほぼ全公演でもレギュラーセットに据えられた、現在のGN'Rにおける代表曲の一つで、かつ名曲!


Born to Be Wild

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'88年1月14日、West ArkeenとDel Jamesを加えたGN'Rの変名バンド The Drunk FuxでのHollywood公演で、Steppenwolfの超有名曲「Born to Be Wild」をカヴァー(オリジナルは'68年作「Steppenwolf」に収録)。この時にAxlはヴォーカルをとっていなかったようだが、この曲をプレイしたのはこの時限り。

Breakdown

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GN'R「Use Your Illusion 2」7曲目に収録された「Breakdown」は、大きな曲展開もないのに7分も強引に聴かせてしまう「Use Your Illusion」期におけるGN'Rならではのグレイトチューン。

ライヴ初演は'91年12月6日Worcester公演だったが、翌週12月13日NYC公演で2度目のライヴ演奏をするも、これが最後となってしまっている。

Buick MacKane

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GN'R「The Spaghetti Incident?」7曲目に収録されたT.Rexのカヴァー曲「Buick MacKane」(オリジナルは'72年作「The Slider」に収録)。アルバムにはSoundgardenのカヴァー曲「Big Dumb Sex」とメドレー形式でプレイされたヴァージョンとして収録。

GN'Rとしてライヴでプレイされたことはないが、'93年3月17日Boston公演でのSlashギターソロコーナーでごく一部、リフを演奏した記録のみあり。

Catcher in the Rye

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GN'R「Chinese Democracy」7曲目に収録された「Catcher in the Rye」は、クイーンのギタリスト Brian May自身がこの曲でゲスト参加しているとコメントしたことから、ファンにも早くから曲名を知られていた、Axl/ Paul Tobiasによるメロウなミドルテンポのロックチューン。2006年初頭にはインターネット上でリークされた事でも話題になった。

そのBrian May。本人が「AxlとプレイするためだけにLAへ飛んだ」「あの曲は大好きなんだ。今でも新鮮に感じる」「Axlは最高だ」などと語り、またアルバム制作にはクイーン歴代作品のプロデューサー Roy Thomas Bakerが関わっていると報じられたことから、クイーン風の楽曲?アレンジ?と思われたが、どちらでもなく、しかも発表された最終ヴァージョンからはBrian Mayのテイクが全て削除されてしまったのは衝撃かつ残念。

ドラムはBrain、ギターにPaul Tobiasのテイクが活かされたオールドチューンだが、ライヴでの演奏記録はない。

Chinese Democracy

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GN'R「Chinese Democracy」アルバム1曲目を飾るタイトルトラック。Axl/ Josh Freeseによる共作となった、メインリフが印象的なハードロックチューン。比較的以前から存在する曲だが、ドラムはFrank Ferrerに差し換えられている。ギターは新旧5人が揃い踏みしているが、ギターソロはRobin Finck/ Bucketheadによるもの。

90年代中頃からアルバムタイトルと共に同曲の存在が明らかにされていたが、'01年1月1日Las Vegas公演で初披露。その後も'07年ワールドツアーに至るまでレギュラーセットに据えられ続けた、新GN'Rの看板的一曲。

'08年10月22日(アルバム発売の丁度1ヶ月前)、これから続々と仕掛けられることになるアルバム発売告知の用意周到なプロモーション第一弾として、全世界同時にオンエア解禁。今の時代はインターネットによる同時配信可能なこともあり、すさまじいプレイバック数を記録したとのこと。




Civil War

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GN'R「Use Your Illusion 2」1曲目に収録されている事で認知されている筈の一曲だが、元々は「Nobody’s Child: Rumanian Angel Appeal」なる'90年発表のチャリティーアルバムに提供されたもの。

「Use Your Illusion」ワールドツアーでは、レギュラーセットのほぼ中盤に据えられており、'93年2月6日Auckland公演までほぼ全てのショウでプレイされることになったが、実のところライヴ初演は'90年4月7日。Steven在籍時のラストライヴとなったIndianapolisでの「Farm Aid 4」で。その時はリハーサル不足だったのか、数か所で不安をかかえる演奏シーンが露呈されるものの、全編通して緊張感漂う光景は新鮮。

また'01年1月1日Las Vegas公演直前のリハーサル音源(但しAxl抜きのバンド演奏によるインストヴァージョン)が広く流通しており、耳にすることが出来るものの、以降にライヴで演奏された記録はない。GN'R Civil War VA Nobody's Child

Coma

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GN'R「Use Your Illusion 1」ラストの16曲目に収録された10分を超える大作「Coma」は、Slashが先導して完成。ころころと展開する曲構成が「複雑すぎる(Izzy談)」ということでIzzyは不参加となった、怪物バンドGN'Rが生んだ「Use Your Illusion」期ならではの独自路線のハードロック・チューンに仕上がっている。

この、いかにもライヴ向きでない一曲がライヴで実演された記録があるのは僅か4回。'91年6月4日Richfield公演と'92年2月19日東京公演、そして同年4月9日Rosemont公演、10日Omaha公演でだけ。

流通しているライヴ音源を聴く限り、まもとにプレイ出来ている日はないが、後にOmaha公演でのヴァージョンがライヴアルバム「Live Era '87-'93」の日本盤ボーナストラック、そして米盤アナログ用ボーナストラックとして収録された他、米ラジオ局「KNAC」の公式サイトのみでフリーダウンロード提供されていた(詳細はyesterdaze #4を参照)。

ちなみに'91年1月20日「Rock in Rio 2」のサウンドチェック風景が、「Hard 'N' Heavy #13」セルヴィデオに収録されているが、Axlが同曲の一節を口ずさんでいる光景は興味深い。

Cornshucker

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'88年1月31日にNYCで行われた、GN'Rとしては非常に珍しい「前半:アコースティックセット、後半:エレクトリックセット」という2部構成のライヴ。その前半でプレイされたのが、未発表オリジナル曲として有名な「Cornshucker」だった。一切公式には音源化されていない。

'93年3月17日Boston公演ではDuffが同曲のベースリフを数小節プレイするという機会もあったが、フルヴァージョンで演奏された記録があるのは、'88年のこの1回限り。

Dead Flowers

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GN'R「Use Your Illusion」ワールドツアー中の'93年5-7月、ショウの中盤に設けられたアコースティックセットに定着したThe Rolling Stonesのカヴァー曲「Dead Flowers」(オリジナルは'71年作「Sticky Fingers」に収録)。ライヴ初演は'93年5月30日Milton Keynes公演だった。

その1年後にリリースされたGilby Clarkeの'94年作「Pawnshop Guitars」に同曲が収録。Axlがリードヴォーカルとピアノでゲスト参加した事は当時話題になった。

またSlash's Snakepitでも、'95年7月20/21日のBuenos Aires公演で同曲をプレイした記録が残っている。

Dead Horse

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GN'R「Use Your Illusion 1」15曲目に収録された「Dead Horse」のライヴ初演は'91年1月20日、Rio de Janeiroでおこなわれた「Rock in Rio 2」にて。

'91年中の演奏は僅か4回に留まったが、'93年2月23日「Skin N' Bones」ツアー初日となったAustin公演以降、同年ツアー中はほぼ全ての公演でレギュラーセットに据えられていた。ただし、そのワールドツアーファイナルとなった'93年7月17日Buenos Aires公演を最後に演奏された記録はない。


GN'R Dead Horse

Don't Cry

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アルバムデビュー前からレパートリーとしてライヴでプレイされる事の多かった、GN'Rオリジナル曲として最も古い楽曲「Don't Cry」は、'91年Blind MelonのヴォーカリストShannon Hoon(故人)がレコーディングにゲスト参加し、ようやく「Use Your Illusion 1」4曲目に収録されることになった。

「Use Your Illusion」アルバムに収録されながら、Steven在籍時のテイクが使用されているのも一聴して明らか。公式に発表されたものだけで「Use Your Illusion 1」収録のオリジナルヴァージョン、「Use Your Illusion 2」収録の別歌詞ヴァージョン、そしてシングルカップリング曲のデモヴァージョンが存在する。また、オリジナルヴァージョンと別歌詞ヴァージョンの2パターンでPVも制作された(映像は同一、音声だけを差し替えたもの)。ヴィデオの撮影時には、当時まだバンドに在籍していたIzzyが現場に(意図的に)現れず、映像に「Where’s Izzy?」の文字が踊る事に。

ライヴ初演は'86年1月18日Hollywood公演(それ以前の可能性もあり)頃と思われるが、「Use Your Illusion」ワールドツアー中はレギュラーセット中盤に据えられていた。

「Appetite for Destruction」ワールドツアー中は殆どプレイされていないとは言え、'86年のとある日、Hollywoodの小スペースでおこなったSteven抜きの4人で、しかもDuffもギターを持つトリプルギター編成でのアコースティックセットにて同曲を披露。実は同曲のアコースティックヴァージョンというのは、出回ったリハーサルテイクを除くと、ライヴではこの一回限り?とにかく珍しいヴァージョン。

レコーディングにも参加したShannonが、ライヴで飛び入り参加した事も何度かあるが、レアなケースとして'91年8月2日Inglewood公演ではShannonを迎え、また'92年5月20日Prague公演でも別歌詞ヴァージョンでプレイされた記録あり。

また'06-'07年のワールドツアー中には、Ron Thalのギターソロで同曲をフルコーラス分、インストでプレイされていたが、'07年7月14日千葉公演ではAxlも加わって熱唱したことが日本で大きく報じられた(約14年振りに公の場で歌ったことになります)。


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Don't Damn Me

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GN'R「Use Your Illusion 1」13曲目に収録されたハードロックチューン「Don't Damn Me」は、公式発表された楽曲でありながら、ライヴでプレイされた記録のない珍しい一曲。

'89年12月にAxl抜きでおこなわれた「Use Your Illusion」用リハーサルセッションでは同曲がプレイされ、その様子は世界的に広く出廻った音源で耳に出来る。

Double Talkin' Jive

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GN'R「Use Your Illusion 1」9曲目に収録された「Double Talkin' Jive」は、「Use Your Illusion」ワールドツアーではレギュラーセットのほぼ中盤に据えられ、演奏に入る前にAxlが悪態をつきまくるのがお約束と化していた一曲。

ライヴ初演は'91年1月20日、Rio de Janeiroは「Rock in Rio 2」フェスティヴァルにて。まだこの時点ではアレンジが確定してなかったのか、エンディングのスパニッシュ風メロディが展開する中、Axlが「Welcome to the Jungle」のフレーズを連呼(後にこんな感じでメドレー風にプレイされる事はない)、同曲へ崩れ込むシーンはスリリング、かつ圧巻!

Down on the Farm

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GN'R「The Spaghetti Incident?」3曲目に収録されているのがU.K.Subsのカヴァー曲「Down on the Farm」で、凄くタイトなハードロックヴァージョンに仕上げています(オリジナルは'82年作「Endangered Species」に収録)。

ライヴ初演は'90年4月7日、Steven在籍時のラストライヴとなったIndianapolisでの「Farm Aid 4」で、その時はコンディションが相当悪かったと見られているStevenのドラムが、本人はミスしていたのかもしれないが、逆にスリリングなフレーズ連発のアグレッシヴなヴァージョンに仕上がっているのが凄い!

その後「Use Your Illusion」ワールドツアーで演奏されることはなかったが、'06年11-12月に掛けて突如セットに加えられ、6回演奏された記録あり。

Drift Away

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Inxsがヘッドライナーをつとめた'88年9月17日Irvingで行われた「Texas Jam」にて、スペシャルゲスト枠で出演したGN'R。「Appetite for Destruction」リリースに伴うショウとしては北米最終公演となったワケだが、オープニングチューン「You're Crazy」に入る前、Axlが口ずさんだのが70'sクラシックポップチューンのカヴァー曲「Drift Away」だった。

Dust in the Wind

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GN'Rの'93年「Use Your Illusion」ワールドツアー中、「November Rain」のイントロとしてAxlが数小節口ずさんでいたTodd Rundgrenの名曲カヴァー曲(オリジナルは'72年作「Something/ Anything?」に収録)。

ライヴ初演は'93年6月25日Frankfurt公演で、ツアー最終日7月17日Buenos Aires公演までで全9回歌われた記録あり。

Estranged

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GN'R「Use Your Illusion 2」11曲目に収録された大作バラード「Estranged」は、PVも制作されシングルカットされた他、公式ホームヴィデオとしてメイキング映像集「The Making of Estranged」もリリースされている。

ライヴ初演は'91年1月20日、Rio de Janeiroでの「Rock in Rio 2」フェスティヴァルにて。以降、「Use Your Illusion」ワールドツアーではレギュラーセットのほぼ終盤(殆どアンコール)に据えられる事に。

 GNR Estranged Promo GN'R Making Of Estranged UK Advert

Everything

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GN'Rの'93年1月30日Sydney公演で、「November Rain」のイントロにてAxlが口ずさんだのがEric Carmenのカヴァー曲「Everything」(オリジナルは'75年作「Eric Carmen」に収録)だったが、公式には一切音源化されていない。

Garden of Eden

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GN'R「Use Your Illusion 1」12曲目に収録された、2分42秒のファストチューン「Garden of Eden」は、魚眼レンズの1カメラにより1テイクで撮影が終了したというPVがDel James監督作品として制作され、コミカルなタッチで描かれるシーンが当時話題に。

イギリスで、ヴィデオシングルとしてのみシングルカットされた変わり種で、後のPV集「Welcome to the Videos」に収録された。ライヴ初演は'93年2月23日Austin公演で、同時期に極数回だけライヴで披露されている。

GN'R Garden Of Eden Advert GN'R Garden Of Eden Uk Adver

Garden, The

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GN'Rが、Alice Cooperをゲストヴォーカルに迎えレコーディングし、「Use Your Illusion 1」11曲目に収録した「The Garden」はのちにPVも制作、PV集「Welcome to the Videos」にも収録。

ライヴ初演は'93年2月23日Austin公演で、その後は同年4月までのショウで20回前後、レギュラーセットに据えられていた記録あり。

また、「Use Your Illusion」デモ音源として世界的に広く出廻っているうちの一曲でもある。リズムマシンをバックに、おそらくはSlash、Duff、Axlが制作したものだと推測され、アルバムヴァージョンでAlice Cooperがヴォーカルをとるパートでは、AxlがAlice風にヴォーカルスタイルを似せて歌っているのが聴ける。

Get in the Ring

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攻撃対象となった個人名を並べた荒っぽい歌詞が物議を醸し出した「Get in the Ring」は、GN'R「Use Your Illusion 2」5曲目に収録。

ライヴ風の歓声が冒頭とエンディングで聴けるが、このパートだけ'91年6月10日Saratoga Springs公演でオーディエンスに「Get in the Ring」と連呼させたものを録音し、スタジオヴァージョンと編集した結果とのこと。

なお公式発表された楽曲でありながら、ライヴでプレイされた記録がない珍しい一曲。

Love Theme from The Godfather

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GN'R「Use Your Illusion」ワールドツアー中、セットの中盤あたりに据えられたSlashのギターソロに組み込まれる事の多かった、映画「The Godfather」テーマ曲のカヴァー(オリジナルは'72年作「The Godfather」サウンドトラック盤に収録)。初演は'91年1月20日のRio de Janeiroでの「Rock in Rio 2」フェスティヴァルにて。

またPV「November Rain」撮影の合間をぬって、Duffがドラム、Gilbyがベース、Slashがギター、Teddyがアコーディオンを担当する架空のバンド Capitol Homeboyzでプレイし、その傍らでAxl/ Stephanie Seymourが踊っている姿は公式ヴィデオ「Making of November Rain」で観れる。

それから10年経ち、'02年作映画「The Kid Stays in the Picture」のサウンドトラック盤では、Slashがソロ名義で同曲カヴァーを提供することになった(ただし映画中では未使用)。

Hair of the Dog

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GN'R「The Spaghetti Incident?」8曲目に収録されたNazarethのカヴァー曲が彼らの代表曲「Hair of the Dog」(オリジナルは'75年作「Hair of the Dog」に収録)。

GN'Rとして演奏した唯一の機会は'88年5月23日、Iron Maidenのサポートアクトとしてツアー中のWinnipeg公演にて。前日にNazareth結成20周年ツアー中のライヴを観たので、Axlが彼らに捧ぐということで急遽セットに加わったとのこと。その際に「GN'Rが彼らの半分でも続けばいいな」とAxlが付け加えたのも、今では興味深い。

Happiness is a Warm Gun

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GN'Rの'93年「Use Your Illusion」ワールドツアー中、「Patience」のイントロとしてプレイされていたのがThe Beatlesのカヴァー曲「Happiness is a Warm Gun」だった(オリジナルは'68年作「The Beatles」に収録)。

ライヴ初演は'93年1月12日東京公演。以降は同年2月1日Melbourne公演に至るまで、わずか3回だけのパフォーマンスとなった。

Heartbreak Hotel

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GN'Rがアルバムデビュー前にライヴレパートリーとして幾度となくプレイしていたElvis Presleyのカヴァー曲「Heartbreak Hotel」(オリジナルは'56年作「Elvis Presley」に収録)は、当時のリハーサル音源が広く出廻っている。

ライヴ初演は'86年1月18日Hollywood公演辺りだと思われるが、GN'Rとしてはその後レパートリーから姿を消してしまう。その一方で'89年9月6日には、Los Angelesで行われた「MTV Video Music Awards」授賞式で、AxlとIzzyがTom Pettyのステージにゲスト参加。同曲で共演しているのが、当時のTV映像で目に出来る。

またSlash's Blues Ballでも'96年12月5日New York City公演、そして'98年1月31日「NAMM」のプライヴェートショウとして行われたHollywood公演(これがSlash's Blues Ballのラストショウ)のみでプレイされた記録有り。

Honky Tonk Women

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'88年1月14日、West ArkeenとDel Jamesを加えたGN'Rの変名バンド The Drunk FuxによるHollywood公演で、The Rolling Stonesのカヴァー曲「Honky Tonk Women」(オリジナルは'69年作「Through the Past Darkly」に収録)をプレイ。

また'93年5月30日GN'RのMilton Keynes公演ではRoniie Wood とMichael Monroeをゲストに迎えてプレイ。また同月14日にHollywoodで行われたチャリティーショウに The Drunk Fux名義で出演、その場にAxlは居なかったものの、同曲をプレイしたことでも知られる。

また'93年5月14日、再びThe Drunk Fux名義を持ち出した面々(但しメンツは多少変更あり。GN'RからはSlash/ Duff/ Matt Sorum/ Gilby Clarke、そしてZakk WyldeやLemmyらが参加)は、Hollywoodでのチャリティーショウでも同曲をプレイした。

このように幾度となくライヴ演奏はしているが、GN'Rとして公式音源はリリースしていない。

Hotel California

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GN'R「Use Your Illusion」ワールドツアー中、「Knockin' on Heaven's Door」のイントロとして、「Only Women Bleed」と共に幾度かプレイされたThe Eagesカヴァー曲が彼らの代表曲「Hotel California」だった(オリジナルは'76年作「Hotel California」に収録)。

ライヴ初演は'92年1月13日Dayton公演で、以降1ヶ月くらいの間だけプレイされていた記録あり。

Human Being

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GN'R「The Spaghetti Incident?」4曲目に収録されているNew York Dollsのカヴァー曲は「Human Being」(オリジナルは'74年作「Too Much Too Soon」収録)。原曲に忠実なカヴァーとしてアルバムに収録されていながら、ライヴでプレイされていない数少ない一曲。

I Don't Care About You

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GN'R「The Spaghetti Incident?」12曲目に収録された、ハードコアパンク・バンド Fearのカヴァー曲「I Don't Care About You」はAxlの、ほかでは聴けない程に怒張したヴォーカルが炸裂する強烈な印象を残す一曲(オリジナルは'82年作「The Record」に収録)。

アルバムには収録されていながら、ライヴではプレイされていない数少ない一曲。

I was Only Joking

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GN'R「Appetite for Destruction」ワールドツアーから「Use Your Illusion」ワールドツアー'91年8月までの間、「Patience」のイントロとしてIzzyのギターだけで2コーラスをプレイしていた「I was Only Joking」はRod Stewartのカヴァー曲(オリジナルは'77年作「Foot Loose and Fancy Free」に収録)。

またその後の'93年5月29/30日Milton Keynes公演、'06年12月17日Universal City公演でIzzyがゲスト出演した際に、共演した「Patience」で同曲を弾いた記録もあり。

I.R.S.

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GN'R「Chinese Democracy」11曲目に収録された「I.R.S.」は、'05-'06年に掛けて幾度となくデモ音源がリークされ話題を呼んだ、Axl/ Paul Tobias/ Dizzy Reedによる共作曲。

ドラムにBrain/ Frank Ferrerのテイクだけでなく、MPCプログラミングまでを加えて派手にリズムを構築した、2000年代のGN'Rをイメージづける代表曲の一つ。

ライヴ初演は'06年5月12日NYC公演で、以降'06-'07年ワールドツアー中ではほぼ全公演でレギュラーセットに据えられていた。また、'06年5月19日NYCでおこなわれた、Rosario Dowsonのバースデイパーティを兼ねたライヴギグで、同曲のアコースティックヴァージョンを披露した記録もあり。

Imagine

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GN'R「Use Your Illusion」ワールドツアー中、「Patience」の間奏にしばしば導入されていたJohn Lennonのカヴァー曲が「Imagine」だった(オリジナルは'71年作「Imagine」に収録)。

ライヴ初演は'93年4月1日Portland公演で、以降7月のツアー終了までは「Pinball Wizzard」「Over the Hills and Far Away」とセットでプレイされる機会が多かった。

またRonnie Woodの'01年Irish/ UK Tourに同行したSlashが、John Lennonの命日12月8日公演で演奏した記録もあり。

It Tastes Good, Don't It?

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GN'Rの'92年作ライヴヴィデオ「Use Your Illusion World Tour '92 in Tokyo」の中で、「Rocket Queen」にメドレー形式で導入されている事で知られる、Axlのラップ調ヴォーカルが印象的なGN'Rのオールドチューンが「It Tastes Good, Don't It?」。

ライヴ初演は'88年6月1日Seattle公演だが、同年6-7月の一時期を除いてフルヴァージョンでプレイされることはなく、'91-92年「Use Your Illusion」ワールドツアー中に、前述のようにメドレー形式で数回プレイされるに止まっている。

It's Alright

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GN'Rの'92-93年「Use Your Illusion」ワールドツアー中、「November Rain」のイントロとしてAxlがピアノの弾き語りをしていたのがBlack Sabbathのカヴァー曲「It's Alright」だった(オリジナルは'76年作「Technical Ecstasy」に収録)。

ライヴ初演は'92年5月16日Dublin公演で、その後は'93年2月6日Auckland公演に至るまでレギュラーセットに据えられていた。その様子は'99年作ライヴアルバム「Live Era '87-'93」で耳に出来る。

It's So Easy

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「Appetite for Destruction」に先駆けてイギリスでリリースされた、正真正銘GN'Rのメジャーデビューシングル「It's So Easy」は、Duffのペンによると言われているGN'Rクラシックの一曲で、「Appetite for Destruction」アナログG面2曲目に収録。

'89年10月10日Hollywoodの有名クラブThe Cathouseにてシューティング、そしてPVが制作されるも、「過激すぎる(どこが?)」とクレームが付き、放送禁止扱いに。結局この映像が陽の目を見る事はなかった・・・

・・・ハズだったが、'00年突如として「Live Era '87-'93」プロモーション用としてレーベル側が、再構築したPVを制作(バッキングトラックは「Live Era '87-'93」収録の'92年6月6日Paris公演でのライヴヴァージョンを使用)。前述のお蔵入りライヴ映像を中心に、膨大な数のポートレートを随所に散りばめたモノ(Matt在籍時のライヴ音源にもかかわらず、Steven在籍時の映像を使うところが何とも・・・)で、「Yesterdays」同様の、過去を強調したような作りに仕上がっている。

ライヴ初演は'87年3月16日Hollywood公演で、「Appetite for Destruction」ワールドツアー、「Use Your Illusion」ワールドツアーを通じてレギュラーセットに定着していた。

Slash's Snakepit、Loaded、Freaks in the Room/ Adler's Appetite、Velvet Revolverなどでも、元メンバーのSlash/ Duff/ Stevenがセルフカヴァー曲としてピックアップしている。


GN'R It's So Easy Uk Advert GN'R It's So Easy Uk Advert

Jumpin' Jack Flash

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GN'Rがアルバムデビュー前のライヴでは、比較的頻繁にプレイしていたThe Rolling Stonesのカヴァー曲「Jumpin' Jack Flash」(オリジナルは'69年作「Through the Past, Darkly」に収録)は、GN'R流の随分パンキッシュなアレンジでAxlのフェイクヴォーカルが聴き応え満点。

ライヴ初演は'86年1月18日Hollywood公演頃と考えられており、同年にはレギュラーセットに据えていたが、翌年以降にライヴで披露した記録はない。デビュー前のリハーサル音源として、エレクトリックヴァージョンやライヴヴァージョンなどが耳に出来るが、一切の公式音源はリリースされていない。

Just Another Sunday

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「Just Another Sunday」は、GN'R「Use Your Illusion」デモ音源として世界的に広く出廻っているうちの一曲。リズムマシンをバックに、アコースティックギター、テレキャスターらしき薄味のギターサウンドが耳に出来、おそらくはAxlとバックコーラスの女性とで制作されたと推測されるスロウバラードだが、ライヴで披露された記録はない。

Knockin' on Heaven's Door

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GN'Rライヴの定番曲として認知度の高い、Bob Dylanのカヴァー曲がこの「Knockin' on Heaven's Door」(オリジナルは'73年作サウンドトラック・アルバム「Pat Garrett & Billy the Kid」に収録)。

「Use Your Illusion 2」4曲目に収録されている訳だが、元々は’90年作サウンドトラック・アルバム「Days of Thunder」用にスタジオテイクを提供していた。なお同サウンドトラックでのヴァージョンは、「Use Your Illusion 2」ヴァージョンとはテイクこそ同じと思われるが、ヴォーカルパートがいくつか差し換えられる前で、またゴージャスなミックスを施す前の生々しい音源とあって人気も高い。

またライヴヴァージョンとして'87年6月28日London公演のものが「Live from the Jungle」へ、'92年4月20日Londonでおこなわれた「Freddie Mercury Tribute Concert」でのものがシングル「Knockin' on Heaven's Door」へ、ライヴアルバム「Live Era '87-'93」へ収録。そしてAndy Morahan監督によるPVも存在している。

ライヴ初演は'87年6月19日London公演。このショウが、GN'Rにとっては初の海外公演となる為、「レギュラーセットに加える事が出来て、比較的カヴァーしやすい曲を」という選曲基準で、同曲をピックアップしたそうだが、後の「Appetite for Destruction」ワールドツアー、「Use Your Illusion」ワールドツアーを通じて、ライヴには欠かせない大定番曲に。

また、メンバー誰しもの特別な曲でもあるようで、各人もソロやセッション活動でレパートリーに。Axlは'89年8月26日 Tom PettyのSyracuse公演に飛び入りして同曲で共演したり、'92年5月24日U2のVienna公演へも飛び入り、共演し、Axl/ Bonoによるツインヴォーカルを聴かせている。GN'Rとしても'01年1月1日Las Vegas公演以降、テンポをかなりスロウにしたヴァージョンでプレイしている。

Slashは'95年のSlash's Snakepitではプレイする事がなかったものの、'96年以降のSlash's Blues Ballではレギュラーセットに定着。また'99年のSlash's Snakepitでもレギュラーセットに定着していた。



GN'R 1987 London Flyer GN'R Knockin On Heavens Door Single GN'R Knockin On Heavens Door Promo Ost Days Of Thunder

Live and Let Die

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GN'R「Use Your Illusion 1」3曲目に収録されたWingsのカヴァー曲「Live and Let Die」(オリジナルは'73年作の007サウンドトラック盤「Live and Let Die」に収録)。Axlが初来日当時から同曲カヴァーの構想を語っていたのは有名な話。

ライヴ初演は'91年5月9日San Francisco公演で、以降'91-93年「Use Your Illusion」ワールドツアー中、そして'01年1月1日Las Vegas公演以降のショウでもレギュラーセットに定着している。

また'91年8月31日London公演でのライヴ映像を中心としたPVも制作され、PV集「Welcome to the Videos」にも収録。ライヴヴィデオ「Use Your Illusion World Tour 1992 in Tokyo」には'92年2月22日東京公演でのライヴ映像も目に出来る。


GN'R Live And Let Die GN'R Live And Let Die Uk Promo Cardboard

Locomotive

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GN'R「Use Your Illusion 2」9曲目に収録された「Locomotive」は、ベーシックなパートが殆どSlash一人のペンによると思われるハードロックチューン(Izzyは同曲のレコーディングには不参加)。

ライヴ初演は'91年7月19日Mountain View公演で、'91年中に4回プレイされただけ。日本では'92年2月20日東京公演で一度きりプレイされているが、公に登場したのはこれが最後となっている。

有名なのは同年6月6日Paris公演で、Jeff Beckをスペシャルゲストに迎えてプレイされる予定だった事か?前日のサウンドチェック時にはJeffも参加(勿論Axl抜きだが)していたものの、その際に「モニターの音がやたらと大きかった」為、突発性難聴に陥り、急遽出演を取り止め、結局ライヴではプレイされなかった。断片的な映像を観る限り、スリリングなヴァージョンに仕上がる事は容易に想像出来たので、ライヴでの共演が実現しなかった事が残念極まりない。

'97年5月28日、Slash's Blues BallのBoston公演で「Funk 49」演奏中、間奏にてSlashが「古いGN'Rチューン」として紹介した後、同曲のリフを刻んだ事もあり。

Look at Your Game, Girl

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GN'R「The Spaghetti Incident?」13曲目に、クレジットはないもののAxlの意向で収録されたというシークレットトラックで、Charles Mansonのカヴァー曲「Look at Your Game, Girl」(オリジナルは'70年作「Lie: The Love & Terror Cult」に収録)。AxlのヴォーカルとSlashのアコースティックギター、他はパーカッションだけでレコーディングされ、非常に優しいタッチの小曲に仕上がってます。

ただ、この曲を歌っていたのが、'69年夏に殺人事件を起こしたカルトファミリーの首謀者として世界中を震撼させ、現在に至るまで投獄、服役中の男(事件の全容は草思社刊「ファミリー」などに詳しい)とあって、GN'Rが発表した'93年当時はプレスを筆頭に、遺族、人権保護団体などからバッシングの嵐が!

やたら楽曲の完成度が高かった為、当時交流のあったThe Beach BoysのDennis Wilsonがソングライティングを手掛けたという話もあったものの、法的に権利を所有しているのが実はCharles Manson本人ということが問題視され騒ぎはより大きくなった。ただしその後、「The Spaghetti Incident?」の売り上げに伴って発生する同曲へのロイヤリティを全て遺族へ寄付することで諸問題は解決したとされている。

問題発生当初、Slashが「うかつだった」という旨のステイトメントを発表。後に「The Spaghetti Incident?」から同曲がアルバムから削除される動きもあったが、現時点ではそのまま。もちろんライヴでプレイされた事はない。

Charles Manson

Lucy in the Sky with Diamonds

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GN'R「Use Your Illusion」ワールドツアー中、「Patience」のイントロとして幾度かプレイされていたThe Beatlesのカヴァー曲が「Lucy in the Sky with Diamonds」だった(オリジナルは'67年作「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」に収録)。

 ライヴ初演は'92年7月21日Pontiac公演で、同時期に暫くプレイされていた模様だが、公式音源化はされていない。

Madagascar

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GN'R「Chinese Democracy」12曲目に収録された、Axl/ Chris Pitmanによる共作「Madagascar」は、「Street of Dreams」「There was a Time」同様にPaul Buckmaster/ Marco Beltramiがオーケストラアレンジを手掛けた大仰なスロウチューン。

ドラムはBrain、ギターソロはBuckethead、ギタリストとしてAxlが名を連ねる他、オリジナルアレンジには元々「Chinese Democracy」プロデューサーとして名前の挙がっていたYouth(Killing Joke/ The Fireman)が手掛けていた。

なお同曲は、幾つもの映画ナレーションをサンプリングしているが、「Civil War」でも聴ける'67年作映画「Cool Hand Luke」を筆頭に、'88年作映画「Mississippi Burning」、'89年作映画「Casualties of War」と、'95年作映画「Braveheart」「Seven」が、またMartin Luther King Jr.の演説「I Have a Dream」「Why Jesus Called Man a Fool」も含めて入り乱れるように使用されている。

Mama Kin

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ファーストep「Live Like a Suicide」に(もちろん後に「GN'R Lies」にも)収録された「Mama Kin」は、ご存知Aerosmith(オリジナルは'73年作「Aerosmith」に収録)のカヴァーだが、イントロを短くアレンジし、本家を上回るダイナミックな演奏がインパクト大の一曲。

ライヴ初演は'85-'86年頃と考えられており、アルバムデビュー以前にはライヴレパートリーであったが、「Appetite for Destruction」ツアーではたまにピックアップされる程度になり、「Use Your Illusion」ツアーでは姿を消す。

唯一プレイされたのはPay Per Viewで同時中継が行われた'92年6月6日Paris公演で、AerosmithのSteven TylerとJoe Perryがアンコールでゲスト参加したヴァージョンである。また後に、お遊び程度ではあるが、'06年7月14日「Bilbao Live Festival」で同曲イントロのさわりだけをプレイした記録あり。

また'02年4月29日にHollywoodで行われたRandy Castilloの追悼チャリティショウでは、元GN'RのSlash/ Duff/ Mattに加え、BuckcherryのJosh Todd/ Keith Nelsonによる即席バンドが、Steven Tylerをゲストヴォーカルに迎えプレイした事でも知られる(もちろんこれは、後のVelvet Revolverへの礎として知られる原型バンド)。

Marseilles

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GN'Rが'88年5-6月、Iron Maidenのサポートアクトとして北米サーキット中だったが、Axlが喉の不調を訴えた為、6月10日のSan Diego以降全15公演のキャンセルを強いられ、翌7月には予定されていた初来日公演が延期となったのは有名な話。

で、その前日の9日、Irvine公演ではAxl不在でGN'R の出演はキャンセル、穴埋めとしてL.A.Gunsが抜擢された。ただし、ツアーキャンセルのお詫びとしてGN'RはAxl抜きでステージに立ち、Duffがヴォーカルをとり、Angel Cityのカヴァー曲「Marseilles」(オリジナルは'78年作「Face to Face」に収録)をプレイした。この曲をピックアップしたのはこの1回限り。

Mongoloid

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GN'Rの'93年3月9日Hartford公演で、Axlが口ずさんだのがDevoのカヴァー曲「Mongoloid」(オリジナルは'78年作「Q: Are We Not Men? A: We are Devo!」に収録)。この日以外に歌われた記録はない。

Mother

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ライヴヴィデオ「Use Your Illusion World Tour 1992 in Tokyo」に、'92年2月22日東京公演でのライヴヴァージョンが収録された Pink Floydのカヴァー曲「Mother」(オリジナルは'79年作「The Wall」に収録)。

「Use Your Illusion」ワールドツアー中、アンコールラストでプレイされる事の多かった「Paradise City」のイントロとしてピックアップ。SlashのギターとDuffのベースだけで演奏されるもので、ライヴ初演は'91年12月5日Worcster公演。以降「Use Your Illusion」ワールドツアーファイナルの'93年7月17日Buenos Aires公演に至るまで、ほぼ全てのショウでプレイされた。

Move to the City

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「Live Like a Suicide」に(もちろん後に「GN'R Lies」にも)収録された「Move to the City」は、「Reckless Life」同様に勢い一発とも言えるミドルテンポのR&Rチューン。「Use Your Illusion World Tour 1992 in Tokyo」「Live Era '87-'93」では'92年2月22日東京公演でのライヴヴァージョンが聴ける。

ライヴ初演は'85-'86年と考えられており、レコーディング時、アルバムデビュー以前のライヴ、そして'89年10月にThe Rolling StonesのL.A.Coliseum公演でGN'Rがスペシャルゲストをつとめた際に、Duffの実兄 Matt McKagan率いる Suicide Horn Sectionが参加していた事は意外と知られていない。

「UYI」ワールドツアー中は、'91年6月20日Landover公演など数公演で久し振りにピックアップされた他は、'91年12月5日Worcester公演以降頻繁にプレイされていたものの、'92年9月7日Columbia公演を最後に公では演奏されていない。

Mr. Brownstone

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GN'R史上で最も頻繁にプレイされている「Mr. Brownstone」は、「Appetite for Destruction」アナログG面5曲目に収録。

メジャーデビューシングルにあたる、UK盤「It’s So Easy」にカップリング収録されたヴァージョンは、アルバム「Appetite for Destruction」のプロデュースを手掛けたMike Clinkが携わる以前のミックスのようで、Slashのペダルワウを踏む音が大きくフューチャーされたミックスで、Slashフリークには堪らないが、冷静に聴くとファイナルミックスの方が断然バランスが良いのも事実。もしかすると、このコンビで一旦ミックスさせていたが、仕上がりが不満で、Mikeを迎えて再度ミックス仕直したのかもしれない。

また「Live Era '87-'93」では、'91年8月31日London公演でのライヴヴァージョンが耳に出来る。

ライヴ初演は'86年3月11日Hollywood公演で、以降レギュラーセットの序盤曲として定着。「Appetite for Destruction」ワールドツアー、「Use Your Illusion」ワールドツアー、また'01年1月1日Las Vegas公演以降も含めて、ほぼ毎公演プレイされている代表曲の一つ。

またSlash's Snakepit、Velvet Revolver、Freaks in the Room/ Adler's Appetiteでもセルフカヴァー曲としてピックアップされている。

My Michelle

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GN'R「Appetite for Destruction」のアナログR面1曲目に収録された「My Michelle」のライヴ初演は'86年1月18日Hollywood公演で、以降「Appetite for Destruction」ワールドツアー中はレギュラーセットに定着。「Use Your Illusion」ワールドツアーでは'91年8月までは比較的プレイされていたが、以降は激減し、'93年は1月12日東京でしかプレイされていない。ライヴアルバム「Live Era '87-'93」では、'91年8月31日London公演でのライヴヴァージョンも耳に出来る。

ただし'01年1月1日Las Vegas公演以降はレギュラーセットに復活。またSebastian Bachがこの曲をいたく気に入っているらしく、'06年5月12日NYC公演から'07年7月3日Christchurch公演に至るまで多くのショウでGN'Rと共演、Axlとツインヴォーカルを披露している。

My World

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GN'R「Use Your Illusion 2」14曲目に収録された「My World」は、Johann Langlieなる人物とAxlの2人だけで仕上げた、GN'R名義ではあるものの限りなく「Axlのソロ?」という雰囲気の色濃い一曲。

ライヴでプレイされた事はない(ハズ・・・)が、「Use Your Illusion」ツアーのエンディングBGMで、スクリーン上に「ライヴに来てくれて有難う」とメッセージが投射されている最中にかかってたのを皆さん、覚えてますか? 

New Rose

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GN'R「The Spaghetti Incident?」2曲目に収録されたThe Damnedのカヴァー曲「New Rose」(オリジナルは'77年作「Damned Damned Damned」に収録)。

Duffがリードヴォーカルをとり、Axlはレコーディングに不参加。GN'Rではプレイされていないが、Duffは自身のレパートリーにしており、'93-94年ソロツアー、Loadedでもレギュラーセットに据えていた。

またNeurotic Outsidersのレギュラーセットにも入っており、'93年9月26日London公演(まだNeurotic Boy Outsiders時代ですが)では飛び入りしたSimon Le Bonとの共演もあったり、Loadedの'01年「Fire Wire」ツアーで来日時には、Zilch/ JらのアンコールにDuffが呼ばれ、ギター兼ヴォーカルで参加したこともある一曲。

Nice Boys

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ファーストep「Live Like a Suicide」に(勿論、後に「GN'R Lies」にも)収録された「Nice Boys」は、豪・ハードR&RバンドRose Tattoo(オリジナルは'78年作「Rock'n'Roll Outlaw」収録)にも引けを取らない疾走感が痛快な必殺カヴァー。

ライヴ初演は'85-'86年頃と考えられており、アルバムデビュー以前にはライヴレパートリーだったが、以降はセットから一旦姿を消す。そして'93年2月から始まった、別名「Skin N' Bones」ツアーで突如復活。Matt Sorumのドラミングゆえ、Steven Adlerによる当時の荒削りなものとは一線を画す非常にタイトな演奏だったが、まさかの選曲は当時のファンを唸らせた。

また'07年6月には、'93年同様にオーストラリアツアーのサポートアクトをつとめたRose TatooのヴォーカリストAngry Andersonが、23日Sydney公演から数回にわたりGN'Rと共演。AxlとAngry Andersonのツインヴォーカルを披露したことも記憶に新しい。

また、前述の'93年オーストラリアツアー(Rose Tattoがサポートアクトとして同行)ではショウのオフ日だった'93年1月31日におこなわれたRose TattoのMelbourne公演にSlashとDuffが飛び入りし、同曲で共演した記録あり。

Nightrain

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GN'R「Appetite for Destruction」のアナログG面3曲目に収録された「Nightrain」は、80年代中期にカリフォルニア地区で販売されていたという安ワインの銘柄から曲名を取ったとか?

ライヴ初演は'86年1月18日Hollywood公演で、「Appetite for Destruction」ワールドツアー中はレギュラーセットに定着していたが、「Use Your Illusion」ワールドツアーでは日替わりオープニング曲のローテーション入り。オープニングでプレイされない日にはセットから外されることが多かった。

'01年1月1日Las Vegas公演以降はレギュラーセットに定着し、ほぼ全てのショウで本編ラスト曲としてプレイされている。また、'06年中にIzzyがゲストとしてツアーに同行したショウでは全て、GN'Rと共演している。

また音源としては「Live Era '87-'93」で、'92年1月25日Las Vegas公演でのライヴヴァージョンが、また映像としては「Use Your Illusion World Tour 1992 in Tokyo」で、'92年2月22日東京公演での演奏を目に出来る。

また、Freaks in the Room/ Adler's Appetiteでもセルフカヴァー曲としてピックアップされている。

Not Fade Away

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GN'Rの'88年1月31日NYC公演で、「Mr. Brownstone」のイントロとしてAxlが口ずさんだのがBuddy Holly率いるThe Cricketsのカヴァー曲「Not Fade Away」(オリジナルは'57年作「The Chirping Crickets」に収録)。

おそらくThe Rolling Stonesによるカヴァーを聴いてのものだとは思われる。もちろん公式音源化はされていない。

November Rain

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「Use Your Illusion 1」10曲目に収録された、Axl入魂の大作バラード「November Rain」はGN'Rにとっても、最も初期からしたためていた楽曲の一つ。世界的に出回っている当時のリハーサル音源にも数ヴァージョン収録されていたり、曲名が明かされていた事から、'91年公式に発表されるまでファンの期待度が高かったことでも知られる。

Axlは当時から、同曲に大規模なオーケストレーションを導入、サウンドプロダクションを豪華に飾り、The Electric Light Orchestra風サウンドを演出したい意向で、プロデュースも「Jeff Lynneに依頼したい」などと口にしていたが、「Use Your Illusion」完パケテイクを聴く限り、その意図は実現出来ている様子。

「Appetite for Destruction」はハードなR&Rチューンだけで構成されるべき、というテーマで制作された為、同曲のアルバム収録は見送られた。その後「Use Your Illusion」に収録させるべくレコーディング、ミキシングを行っていたが、レーベル側の「長すぎてエアプレイに向いていない」「アルバムから削除すべき」との横ヤリが入ったことでAxlが激怒し、「アルバムに入れられないのなら、アルバム制作は中止する」とコメント。その後、レーベル側とどういったやりとりがあったのかは不明だが、無事アルバムに収録され、大ヒットとなったので、少なくともこの曲の威力は歴史が証明したことになった。

シングルカットに伴い、ストーリー仕立てのPVも制作された(これは'98年作ホームヴィデオ「Welcome to the Videos」に収録されたのと共に、メイキング映像が'93年作ホームヴィデオ「The Making of November Rain」で観れます)。脚本はAxlが序文を寄稿していることで知られるDel James著「The Language of Fear」に基づくもので、監督は「Don't Cry」「November Rain」「Estranged」と続くPV3部作を全て担当したAndy Morahan(ちなみに彼は、後述のMichael Jackson「Give in to Me」でも指揮をとった)。

ライヴ初演は'91年5月29日、AxlとIzzyの凱旋となったNoblesville公演にて。以降「Use Your Illusion」ワールドツアー中はレギュラーセット中盤に据えられ、また'01年1月1日Las Vegas公演以降もプレイされている。

また'92年9月9日「MTV Video Music Awards」では「Michael Jackson Vanguard Award」を同曲が受賞。QueenのBrian MayとRoger Taylorがプレゼンターをつとめ、メンバー6人全員がステージ上へ。Axlがコメントした非常に珍しい機会だったが、当日はElton Johnとオーケストラを迎え、GN'Rとして同曲をライヴ演奏した。

ちなみに、アルバム同様に、オーケストラを迎えて同曲を公の場でプレイしたのはこの日と、同曲のPV撮影時の2回のみ。

そして曲名にちなんだ訳ではないが、'92年11月30日Bogotaでの野外公演では、同曲ライヴ演奏中に大雨が降ってきて、メンバーそれぞれが空を見上げるシーンがあったり(この模様はMTVニュースなどでも報じられた)、'02年8月18日大阪での野外公演ではずっと雨が降り続いていたこともあり、「Osaka Rain〜」と替え歌を披露したことで、日本のファンには馴染み深い。

Oh My God

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'99年作Arnold Schwarznegger主演映画「End of Days」主題歌として、同名サウンドトラック盤で初お目見えとなった新生GN'Rの記念すべき1曲が「Oh My God」だった。'94年の「Sympathy for the Devil」カヴァー発表から丸5年。Axlのヴォーカルパートを除くと、以前のサウンドとは全く趣を異とするインダストリアル(風)サウンドに。

楽曲の完成度は今ひとつ?という感もあるが、メロディーラインとAxlのヴォーカルが凄まじいまでの性急感、緊張感を生み出し、スリリングなテイクに仕上げている。

レコーディングメンバーはAxlを筆頭に、Tommy Stinson (bs)、Josh Freese (ds)、Dizzy Reed (key)、そしてギタリスト4人(Robin Finck/ Paul Tobias/ Dave Navarro/ Gary Sunshine)の全8人。

余談だが、Dave Navarroは'91年秋のIzzy脱退直後、GN'Rへの加入要請をAxlから受けたものの、断っていたとの事。当時「Use Your Illusion」ワールドツアーのスペシャルゲスト枠にJane's Addictionを迎えたがったり、ステージ衣装に彼らのTシャツを着用したり、Perry Farrell/ Dave Navarroに熱烈ラヴコールをAxlが送り続けていたのはあまりにも有名な話。

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One

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GN'Rの'92年5月16日Dublin郊外のSlane Castle公演で、「Sweet Child O' Mine」イントロとしてAxlが口ずさんだのがU2のカヴァー曲「One」(オリジナルは'91年作「Actung Baby」に収録)。この曲を口ずさんだのはこの日だけ。

One in a Million

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ミニアルバム「GN'R Lies」のアナログR面4曲目に収録された「One in a Million」は、「Faggots」「Niggers」等の差別用語、人種差別を助長するような表現が歌詞にあるとして、人権擁護団体等から、「同曲をアルバムから削除する事」や「バンド側からの謝罪」を要求されるような大掛かりなバッシングを受け、問題視された。

また、その問題が取り沙汰されたのは「GN'R Lies」リリース直後の'89年上半期だったが、'89年10月18日The Rolling StonesのLos Angels公演にGN'Rがスペシャルゲストとして出演した際、オープニングアクトだったLiving Colourのステージ上で、同問題に対する激しいバッシングがあったりして、結局は1年くらい議論が飛び交うことに。

ライヴデビューは「Patience」と同じ、'87年10月30日NYCでのアコースティックショウだったが、前述のバッシングがバンドに影響を与えたのか、'88年初頭に掛けて極数回、アコースティックヴァージョンで披露されたのを最後に、ライヴレパートリーから完全に外される事になる。

One, The

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GN'R「Use Your Illusion」ワールドツアー中、「Sweet Child O’Mine」のイントロとしてAxlが数小節口ずさんでいた、Elton Johnのカヴァー曲「The One」(オリジナルは'92年作「The One」に収録)。

ライヴ初演は'92年7月18日East Rutherford公演で、以降同ツアー中で頻繁に歌われる事になる。ここ日本では、'93年1月14/15日の東京公演にて。

Only Women Bleed

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GN'R「Appetite for Destruction」ワールドツアーから「Use Your Illusion」ワールドツアーに掛けて、「Knockin' on Heaven's Door」のイントロとして Slashがギターを奏でていたのは、Alice Cooperのカヴァー曲「Only Women Bleed」(オリジナルは'75年作「Welcome to My Nightmare」に収録)。時折Axlがヴォーカルで参加することもあった。

ライヴ初演は'88年2月12日Phoenix公演で、以降は「Use Your Illusion」ワールドツアー終了迄ほぼ全てのショウでプレイされた。また「Knockin' on Heaven's Door」がショウ中盤のアコースティックセットに組み込まれるようになる'93年2月以降、レギュラーセットから姿を消すが、同年5月24日Athens公演で同曲をアコースティックでフルヴァージョン演奏する珍しい機会もアリ。

また同曲はのちにSlashのレパートリーと化し、Slash's Blues Ballの'96-98年ツアーではレギュラーセットに定着。Teddyがヴォーカルをとり、フルコーラスを演奏していた。

そしてAlice Cooperの'96年6月2日Mexico City公演にSlashがゲスト出演、同曲で共演した模様が'97年発表のライヴアルバム「A Fistful of Alice」に収録されている。

Out ta Get Me

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GN'R「Appetite for Destruction」のアナログG面4曲目に収録された「Out ta Get Me」は、ライヴ初演は'86年2月28日Hollywood公演で、以降「Appetite for Destruction」ワールドツアーではレギュラーセットに定着。「Use Your Illusion」ワールドツアーでは殆どプレイされることがなかったが、'01年1月1日Las Vegas公演で復活、以降はレギュラーセットに定着することに。

また音源としてはライヴアルバム「Live Era '87-'93」で、Steven在籍時代の'87年6月28日London公演でのライヴヴァージョンが耳に出来る。

Freaks in the Room/ Adler's Appetiteでもセルフカヴァー曲としてピックアップされている。

Over the Hills and Far Away

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GN'R「Use Your Illusion」ワールドツアー中、「Patience」の間奏に数回導入されていたLed Zeppelinのカヴァー曲が「Over the Hills and Far Away」だった(オリジナルは'73年作「Houses of the Holy」に収録)。

ライヴ初演は'93年3月17日Boston公演で、同年5月に至るまで3回演奏された記録あり。

Paradise City

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GN'Rライヴ大定番のエンディング締め曲「Pradise City」は、「Appetite for Destruction」アナログG面6曲目に収録。'88年8月16日East Rutherford公演、同年8月20日Donington Parkでの「Monsters of Rock」フェスティヴァルでの映像を中心とした躍動感溢れるPVも制作された。

'91年1月20日「Rock in Rio 2」での野外ライヴ映像がセルビデオ「Hard N' Heavy #13」に、'92年1月25日Las Vegas公演でのライヴ音源が「Live Era '87-'93」に、'92年2月22日東京公演でのライヴ映像が「Use Your Illusion World Tour 1992 inTokyo」に収録されている。

ライヴ初演は'86年1月18日Hollywood公演で、以降は「Appetite for Destruction」ワールドツアー、「Use Your Illusion」ワールドツアー、また'01年1月1日Las Vegas公演以降もほぼ全てのショウでアンコールラストの大定番曲として常に据えられている。

イレギュラーな曲順としては'92年4月20日Londonでおこなわれた「Freddie Mercury Tribute Concert」でのオープニングチューンだった事が有名?ライヴオープニングから、とてつもなくAxlのヴォーカルが伸びる、非常に珍しいショウとしても有名。

またIzzyが'00年4月の日本公演中、サウンドチェックで同曲をフルコーラス、しかもIzzyがヴォーカルをとってプレイしたのは後にも先にもこれ一度きりか?(詳細はYESTERDAZE #5参照)

また'01年12月、Ronnie Woodがおこなった3回のショウにSlashがゲスト参加。これらのライヴで「Slashの持ち歌1曲を演奏する」という事でピックアップされたのがコレ。Slash's Snakepitチューン「Just Like Anything」のインストヴァージョンから同曲へメドレー形式でプレイ。サビでRonnieとSlashのツインヴォーカル(!!!)が聴けるというレアなアレンジ。この映像は、Ronnie Woodの'01年12月11日London公演を収録したライヴDVD「Far East Man」で見れます。

また'02年4月29日Hollywoodでおこなわれた「Randy Castillo's Memorial Benefit Concert」にてSlash/ Duff/ Matt SorumがBuckcherryのJoshua Todd/ Keith Nelsonと共演し、セルフカヴァー。同ラインナップは、後のVelvet Revolver結成に至るテストの意味を込めたセッションとして知られる(ほどなく消滅することに)。

またFreaks in the Room/ Adler's Appetiteもセルフカヴァー。

GN'R Paradise City Jap 3inch GN'R Paradise City Us Mc Hardn Heavy 13 Jap VHS Hardn Heavy 13 Uk Advert

Patience

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ミニアルバム「GN'R Lies」のアナログR面1曲目に収録された「Patience」は、GN'Rオリジナル曲初のバラードらしいバラードとしてファンの支持も非常に高い一曲。ホテル内で撮影されたPVが存在(PV集「Welcome to the Videos」に収録)するほか、'91年1月20日「Rock in Rio」でのライヴ映像がセルビデオ「Hard N' Heavy #13」で、'92年2月22日東京公演でのライヴ映像が「Use Your Illusion World Tour 1992 in Tokyo」で、'92-93年頃のライヴ音源を2公演繋いで編集したと思われるライヴヴァージョンが「Live Era '87-'93」に収録されている。

ライヴデビューは'87年10月30日、NYCでのアコースティックショウで、以降はレギュラーセットの中核に据えられる事になる代表曲の一つ。当初はSlash/ Izzyともにエレクトリックギターのクリーントーンでプレイしていたが、'93年「Use Your Illusion」ツアーのアコースティックセットではSlash/ Gilbyともにアコースティックギターを用いて、よりアコースティック色を強めたアレンジへと変えていった(また、'01年1月1日Las Vegas公演以降も同様のアレンジ)。
 
'89年「American Music Awards」授賞式ではSteven骨折の為、急遽The EaglesのドラマーDon Henleyが代役を務め、同曲を演奏した事も懐かしい。

また、Freaks in the Room/ Adler's Appetiteが同曲をセルフカヴァーしていた。

GN'R Patience Jap 3inch VA Hardn Heavy 13 Jap VHS VA Hardn Heavy 13 Uk Advert

Perfect Crime

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GN'R「Use Your Illusion 1」5曲目に収録された、アグレッシヴなファストチューン「Perfect Crime」のライヴ初演は意外と古く、'86年10月31日Red Hot Chili PeppersのサポートをつとめたLos AngelesのUCLAハロウィーン公演。

以降は暫く演奏されることがなかったが、'91年5月9日San Francisco公演で復活。8月まで度々オープニングチューンとしてピックアップされ、'92年中は時折プレイされる程度に。'92年8月8日Montreal公演を最後に演奏されていないが、このショウでAxlはこの曲を「バンドが計画している、Use Your Illusionツアーについての映画のテーマ曲」と紹介している(このプランは頓挫?)。

またオープニングチューンとして知られた同曲だが、'91年5月29日Noblesville公演では、本編のラストチューンとしてプレイされた事もある。

Pinball Wizard

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GN'R「Use Your Illusion」ワールドツアー中、「Patience」の間奏にしばしば導入されていたThe Whoのカヴァー曲は「Pinball Wizard」(オリジナルは'69年作「Tommy」に収録)。

ライヴ初演は'93年3月12日Hamilton公演で、以降7月のツアー終了までは「Imagine」「Over the Hills and Far Away」とセットでプレイされる機会が多かった。また、ワールドツアー最終日の'93年7月17日Buenos Aires公演で演奏された際、そのジャムセッションにAxlがドラムで参加したこともあり。

Pretty Tied Up

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GN'R「Use Your Illusion 2」8曲目に収録された「Pretty Tied Up」のライヴ初演は、'91年1月20日Rio de Janeiroで行われた「Rock in Rio 2」フェスティヴァルにて。以降「Use Your Illusion」ワールドツアー中の'91年中は頻繁にプレイされていたが、'92年4月6日Oklahoma City公演を最後に公にはプレイされていない。

なお'92年作ライヴヴィデオ「Use Your Illusion World Tour '92 in Tokyo」では、'92年2月22日東京公演でのライヴ映像が観れます。


GN'R Pretty Tied Up Promo

Raw Power

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GN'R「The Spaghetti Incident?」5曲目に収録された、Iggy and The Stoogesのカヴァー曲が「Raw Power」(オリジナルは'73年作「Raw Power」に収録)。Duff/ Axlによるツインヴォーカルをきかせる、迫力あるヴァージョンに仕上がっている。

残念ながらGN'Rでライヴ演奏されたことはないが、Duffは後に自身のレパートリー化し、'93-94年ソロツアーでは勿論、Neurotic Outsiders/ Loaded(ライヴヴァージョンが聴けるのは、'99年作ライヴアルバム「Episode 1999: Live」と'08年新装再発盤「Dark Days: Bonus Edition」にて)などで頻繁にプレイしている。

Reckless Life

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ファーストepに「Live Like a Suicide(勿論後に「GN'R Lies」にも)」収録された、GN'R公式発表オリジナル曲第1弾となる「Reckless Life」は、「Appetite for Destruction」で結実する、荒削りなようでいて緻密なアレンジを駆使したソングライティングはまだ姿を見せず、勢い一発の感も強いが、底知れぬエネルギーが溢れ出ている佳曲。

ただ原曲はRose/ Hollywood Rose時代からあるもので、当時は「Wreckless」と題されていたもの。当時の音源がHollywood Rose「The Roots of Guns N' Roses」に収録され、'05年に陽の目を見ている。

アルバムデビュー以前にはライヴレパートリーだったが、「Appetite for Destruction」ツアーでピックアップされる事はなく、「Skin N' Bones」ツアーで突如復活、'93年3月17日のBoston公演などで同時期に3回の演奏記録があるものの、当時のメンバーとはリズムのドライヴ感が全く異なるため、ずいぶん印象は異なる。

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